節水しても節約にならない [日常]

9月20日(火)

昨日夕方の電話

「自分はひとり暮らしだ。昨年息子が家から出たので。節約してやっていこうと思って、ガス、電気、水道などなるべく使わないようにしてきた。電気など昨年と比べたら15%どころか、60%節電になった。ガスも節約している。ところが、水道は節約しても同じだった。水道室に電話した。なぜ、変わらないのかと」

節水は無駄な努力?

「そしたら、水道室が言うには、水道の基本料金は20(㎥)まで同じですよ。あなたは9だから20と同じ料金の範囲。だから変わらないです、といわれた。

水道は、節水努力しても同じだったんだ。植木にあげる水も最少にしたのに。20まで同じなら今の倍使ってもまだあまる。それならなぜ、節水してください、と料金表に書いてあるんだ? 20まで基本料金だから同じですと書くべきだ。水道室に行っても、どうせ話を聞いた人で止まって上まで届かない。年金暮らしの人間の努力が報いられるように料金改定できないか、加納さんが声を届けてほしい」

以上が、昨日の電話の主の意見でした。まず、この方の「努力しても実は同じだった料金」に同情したい。「分かりますよ、その気持ち」といった。だけど、町の水道の仕組みを使って水を供給されているということは、使った水プラス維持管理費も払っているわけで、単に使った水だけ払う仕組みではないんですよね。(プラス、今は安心料も。放射能の測定のこともあるので)

だから、基本料金いっぱいに使った方がいいですよ、と言うのは無責任すぎるケド。

大体、町が昨年水道料金を上げたのは、町民の節水意識の徹底と、給水人口の減少で、前ほど「水」が売れなくなっって、水道会計が悪くなったからだ。だから、水道口径を広くして、<つい使いすぎちゃった>ように仕向ける(すいません)料金設定も実はしていると思う。それでいて、料金表には【節水にご協力を】とも書かなくちゃならない。

なんとも悩ましい問題ではアル。

もう一つの電話

5分も間を空けないで、また電話が鳴る。先ほどの人かと思ってでたら、違う人でした。

「会報189号読んだ。いつもありがとう。この中に、放射能のことを学ぶ講演会を開きたいけど、どのくらい集まるか・・思案中と書いてある。この町は、たしかに社会的に心配なことに鈍感で、行動したがらないという傾向がある。だけど、加納さん、人が集まる、集まらないに関わらず、そういうのはやった方がいいよ。八潮市に住んでいる娘が、こっちでは若い親など心配しているし、行政も応えている、と言っていたよ。やんなさい」と。あいかわらず教育に熱心な方です。(八潮、三郷などは放射線量が高いということはあるんですが)

ありがとうございます。おっしゃるとおりです。何人集まろうが関係ないですよね。会場も押さえましたし、講師も依頼しました。10月23日に、進修館研修室でやることにしました。

※集会・結社の自由というのがあります。この町は、とくに女性たちが集会・結社で行動することに臆病になっている。いつからだろうか。

女性が元気な自治体は潜在ポテンシャルが高い、と思う。かつてこの町がそうだったように・・・。すぐ行動し、扇動できるエネルギーは、今、事業をやっている方たちだけ、という傾向になっているように見えます。


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