地域が見送った告別式 [日常]
8月24日(水)
Kさんへの弔辞
kさんの告別式は午前11時30分からでした。
弔辞を、宮代台の元会長Sさんが読みました。地元宮代台の40年の歴史のなかで、色々な場面に汗を流したSさんとのエピソード、感謝が紹介され、宮代台という新興住宅地の人情の厚さ、連帯をあらためて感じました。ちょっとだけ、この中で「おもちゃクリニック」にも触れて、故人は地元以外では「おもちゃクリニック」の活動に参加し、愛される院長先生として、壊れたおもちゃを無料で直してあげるなど情操教育にも寄与しました、と。そのとおりです。そう思っていることを、代わりに読み上げていただき、感謝しています。
古巣NHKからも生花、弔電がたくさん寄せられましたが、退職後20年近くたって寄せられる<惜しむ心>も彼ならではのものなのでしょう。
最後に、ご長男が会葬者にお礼の挨拶をされました。その中で「故人はここ2、3年病状を訴えるようになりました。・・・イライラすることもありました。家族が支え切れないところをいろいろな方が支えてくださいました」と言いました。「いろいろな場面、イベントで駆り出してくれた地元、そして旅行などに誘い出してくれた旧職場の方々、そしておもちゃクリニックで一緒に活動してくれた方々、ありがとうございます」と。
会社という大きな<後ろ盾>から卒業した会社員が、地域のために汗を流すこと、後進に何かを残すこと、これは力を借りた我々はもちろんですが、本人やご家族にとっても微力ながら支え、生きる力になっていたのか、と認識できた葬儀だったと思います。ボランティアとか無償の愛とかは,なかなか評価は難しい。でも、こういう終着がいいですね。
それもこれも、Kさんという寡黙で明るい人材の成した遺産だったのです。
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