I'll be back [国政]

1月15日(土)

「I'll be back」(必ずかえって来る)

馬淵(前)国交大臣は、大臣最後の日、マスコミのマイクに向かってこう言った。内閣メンバーに必ずまた入る、という意味か、いや、国交省にまた帰ってきて仕事をやりたい、という意味だろうと思います。

今回の組閣は、新人が4人しか入らず、「問責決議」が出た人を止めさせ(あるいは配置換え)、国会審議がスムーズに行くことを最大の目的としたものでした。他の閣僚達は、そのままか、横滑りなので刷新された感じは受けない。

その中で、国交省の大臣が、ころころ変わるのが気になります。マニフェストにあったから「当然、中止の方向で行きます」といった前々大臣の前原さん。その跡を継いだ馬淵さんは、「私の任期中は、中止の方向という言葉に言及しない」と発言。地元の人たちは、誰に今後のことを聞いたらいいかわからないままです。

こうしている間にも付帯工事は進んでいます。代替地も造成済みですが、地盤が危ない、ダムができるのかどうか、など不安材料から、造成地に移るに移れない人が多い。したがって、造成地も集落としての体をなしていない。心細く過疎が進むだけだ。

ダムが必要かどうか、という面で検討されれば、「最大高水」の計算も、説得力のあるデータをもとにしてなかった、という事実が露呈しているなど、「必要性」の根拠はどんどん崩れている。

そこをどう考え、地元とどんな協議を重ねていくか、取り組みの途中だったのに、前々大臣の責任をかぶった感じで「問責」をやられてしまった馬淵さん。無念の気持ちが「I'll be back」の言葉になったのでしょう。

下流の県の知事はそろって「ダム建設」推進の立場をとっているのも、推進を後押しする。「わが県の負担金を払いませんよ」といわれれば、政府は「ぐ~」の根も出ないのだから情けない。

代替地の「耐震」はだいじょうぶ?

耐震設計偽装マンションで、(野党時代)鋭い質問をし、「偽装」を暴いていった馬淵さん、八ッ場ダムの「代替地」の耐震はだいじょうぶですか? 谷側は、かなりもろいのではないかと危ぶまれています。事情を知っている人は、山側の代替地を選ぶとか・・。

その問題にも手をつけないで(切られた)のは残念。 後任には今のところ期待できない。


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