議会の存在意義-外歩きのなかで [日常]
門番?ミッション遂行中
町内のある地域でポスティングしていて、あるお宅の入り口。「いる、いる」いつものアヒルさん。 「アヒルさん、アヒルさん」 声をかけるとククーッと、天を仰いで鳴きます。よーく観察すると、息づかいが荒くなっています。喜んでいるのか、いや、警戒されてんのね。門番としてのけなげな態度、いじらしい。
そのあと、しばし空想の中・・・。アヒルさんにホースで水を掛けてあげたら喜ぶかな。なんて思うと、チョット、ニヤケる。なじみの犬に会った後や、猫とコミュニケーションが取れた後も、人知れずチョットニヤケちゃうのです。
「すいません、スイッチ入ってしまった」
その後、姫宮の方では、ある町議会議員とバッタリ会う。日曜日に「議会懇談会」で会ったばかりなので、双方それで挨拶。「おとといはお疲れ様でした」と私。「いつも一生懸命で頭が下がります」とおっしゃる先方。(私の発言のことを言っているのだ)
私は、「あーっ、はずかしい。スイッチが入っちゃったんですよー」と言いました。なるべく、「ここはどこ? 私は誰?」ってふんいきでいるように、スイッチはOFFにしているんですが、時々自動的にスイッチがONになってしまうのです。
人件費は一時的に膨らむ(?) (どっかで聞いたせりふ)
「議会懇談会」で、ずらっとそろった議員のかたがたに質問させていただいた。公共施設の指定管理者移行について、審議する時の「議会の着眼点はなんですか」と質問。
指定管理者制度にするということは、費用の削減というが、ほとんどは人件費の削減であります。民間などに委託することにより職員給料など人件費が減るように見えるが、委託料、パートさんなどの賃金などの「物件費」に姿を変えるだけで、人件費には違いない。一方、施設から引き上げた職員は民間のようにリストラされるわけではない。実際は経費は増えるのですが・・。こういった場合の着眼点は? と聞いたのです。
人件費は一時的に膨らむのはやむをえない(?)
答えたある議員「人件費は一時的に膨らむものです。長い目で見る必要があります」と。
おーっと、それ、どこかで聴いた言葉ですよ。そうそう、総務政策課長が、答弁で確か言っていた。「一時的には膨らみますが・・」と。執行とそっくり同じせりふじゃー、議会の存在意義がない。賛成することを前提に考えていると、いつのまにか、行政のせりふで答えているのに気がつかない。
だから、着眼点が必要
それぞれの考えで、賛成でも、反対でもいいんです。要するに着眼点です。スイッチが入ってしまった私は、たしかあの時こういいました。
「例えば、(今回、示された数字がとてつもなくあいまいですが)、1200万円の削減効果が期待できる、と説明されたとします。長い目でみると削減効果が出るとも。でも、1200万円の事業を1本打てる額という視点ではどうか。2本のあらたな事業に当てることもできる額という点ではどうか。 そういう数値、事業目標の中で考えてほしいと、着眼点を聞いたのです。
長い目でみる必要とか、数字は流動的ですからとかおっしゃいましたが、議会は、10年後の効果、20年後の効果を担保できますか。担保できないなら、今、明確な数値目標の中で意思決定すべきです。私は、議会はチェック機関(仲間もそういう)というより、町の意思決定機関を任ずるべきと考えていますから」と。
たまに、スイッチが入ってしまう。でもこういうのって嫌われそうなので、OFFのようにしています。
道端でお会いしたあの議員は、心が広い人だから、「貴重な意見をありがとうございます」と言ってくださったのだ。うん、スタンスは違うけど、いい人です、あの人は。
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