久喜合併で、久喜宮代衛生組合(一部事務組合)の今後は不透明 [ごみ行政]
久喜宮代衛生組合一般会計補正予算
昨日は、久喜宮代衛生組合の臨時議会でした。 久喜市の合併により、電算システムの統合保守、ネットワーク構築などのための経費が加算されるものです。
これは、久喜市の合併のためなので、これに要する負担金計1,040万5000円は久喜市側だけの支出で、宮代の負担はありません。 (久喜410万、鷲宮248万、栗橋206万、菖蒲176万の合算)。
だけど、(新)久喜市の合併作業は進んでも、一部事務組合で運営している鷲宮・栗橋衛生組合、菖蒲町環境センターと、久喜・宮代の合併作業は進んでいません。組合側の答弁によると、1市3町の分科会で今後進められていくと言うんですが…。
報奨金、許可などは久喜1市3町合併時に統合
資源ごみを回収している団体に差し上げている報奨金(久喜宮代で年間1,000万円弱)、それからいくつかの許可申請事務などは、合併時に久喜宮代方式に統合されるというのですが、その他のものは、まったく決まっていないようです。
一応、「久喜宮代」方式を基本とし、「久喜宮代衛生組合」を中央事務所にするというのですが、具体的には今後決めていくとだけ。 例えば、
〇条例は--「久喜宮代衛生組合」のものを(軸)に調整 〇負担金は--現状の内容に沿って、菖蒲、鷲宮、栗橋分は、(新)久喜市が負担、久喜宮代衛生組合の久喜分は、(新)久喜市が負担
と答弁。
じゃー、すべての情報が「久喜宮代衛生組合」に集約されるのか、との質問に (答弁)「久喜宮代」に中央事務所といっても、広報、給与などの事務だけが中心。 じゃー、ごみ処理の一部事務組合は、「久喜宮代」に吸収合併ということか」の質問に (答弁)あらたに統合ということだ。(と表現を慎重にした)
負担金、やり方などは、はっきり決まっていないのが正直なところなのでしょう。
まずは、「ごみ処理基本計画」を統合しなくちゃ
回収事業、施設新設・維持費などの年次計画、数値目標を「基本計画で統合」しなければならない、それを示さなくてはならないのではないかと思います。 いや、もっと考えれば、(新)久喜市<久喜市、鷲宮、栗橋、菖蒲>対宮代町という構図の中で、久喜宮代方式というのが現実的でないように思えます。
いっそのこと、宮代町は、(新)久喜市に、ごみ処理業務を委託して、「久喜・宮代方式」を遂行していくことを考えたら?(半分本気です)
いずれにしても、焼却炉の周辺地域のことは、優先的に考えなければならない。
そこで、カギとなるのが、3つの焼却炉の耐久年数(残)だ。 平成13年に菖蒲環境センターが、平成12年に鷲宮・栗橋衛生組合が焼却炉の大改修を終えている。そして、久喜宮代の老朽炉の改修工事が行われたのが19年度。 大改修後の耐用年数は一般的に10年から15年といわれる。
そろそろ新設炉のことを考えなくてはならない。当然、1市3町を対象とした統合【炉】だ。 統合された衛生組合(と呼ぶのかセンターと呼ぶのか)統合<新焼却炉>をどこに作るのかも、意識的に考えなければならない事柄になる。
今思っている以上に、面倒なことになるのではないだろうか…。
コメント 0