社会科副読本価格差ー555円から3300円まで [教育]

越谷市 555円、松伏町3,300円、八潮市2,933円 なんと6倍の差。

昨年暮れに、「地方政治改革ネット」の茨城県メンバーから
「小学校3-4年の、社会科副読本の価格に相当なばらつきがあります。
調べてみませんか」
という、メールがML上に(会員30名以上が一斉に見ています)出ました。

仕事始めに、メンバーは自分の自治体の教育委員会に問い合わせてみると、
かなり興味深い数字が浮かんできました。

社会科副読本は、自治体独自のことを勉強するために、各自治体教育委員会で作成します。
版権が出版社にあるのがほとんどで、市町村が提供(編集)したデータは、
出版後、市町村に戻りますが、出版社も持つので、次から随意契約となるようです。

10年に1回ほどの全面改定の際、競争入札の形をとりますが、
版権を持つ出版社の価格がやはりリーズナブルなんでしょう、ずっとここに随意契約となります。

この流れは、それでいいとして、自治体独自の作成なので、統一したものがなく
500円台から茨城県内では3,000円を越す所が出てくるという現状です。

ざっと、今日までに出てきたものを、比べてみると、
松伏町 3,300円、吉川市 1,770円、越谷市 556円、久喜市 965円、蓮田市1,228円、八潮市2,933円、鷲宮町2,500円
と、様々でした。
ちなみに、八潮市も、越谷市も同じ「ぎょうせい」という出版社が請け負っています。ページ数は、越谷市のほうが多い。毎回競争入札をしているのが越谷市。

栗橋町からは、こんな答えがありました。

栗橋町は、町負担として一部800円です。町としては1000円以下を目標にしていて今までは900円平均。100円前後を保護者に負担してもらっている」

という報告でした。今のところ、保護者負担は栗橋町だけです。

今のところ3年分いっぺんに作るところ、1年1年修正を加えるところ、出版部数などにより
価格が違ってきます。

宮代町は、H14年に改定したもの(10 訂版)が、ずっと使われてきていて、一部2000部注文で650円でした

春日部市の「文明堂」出版が印刷し、ここが版権を持っています。

教育委員会に問い合わせたところ、ちょうど副読本の編集に関する会議をしていたところでした。

H21年度改訂

21年度改定版の見積もりを取りましたが(競争入札の形をとっていますが)、文明堂出版(版権を持って一応のノウハウがあるため)に決まったということです。

また、3年分として1000部注文ということで価格は800円くらいになりそうだということでした。

どの町も「けっこう苦労して独自のいいものが出来ました」といいますが、お互いに比べたことがなく、価格の目安もないようです。

全額、自治体が出すので、保護者負担のことで問題になったことは無いのですが、
栗橋町のように、一部保護者負担ということになりますと、より効率的な発注が必要かもしれません。

内容を比べるため、今度「地方政治改革ネット」では自分のところの副読本を持ち寄り、研究したいと考えています。

ちなみに、教科書・副読本は、図書館にあるのかと、問い合わせたところ
「教科書類は、図書館においてない」とのことでした。

※いいえ、午後、図書館長に問い合わせたところ、副読本はあるということでした。
「わが町」に関心を深めてもらうために、これは当然でしょう。

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