7自治体で意見書を可決 [難病指定を求める]

「難病指定を求める」活動

私の所属する「地方政治改革ネット」は、〈混合型血管奇形の難病指定を求める」活動に
この秋から加わりました。
東武線沿線、武蔵野線、つくばエクスプレス沿線の仲間が力を貸してくださり、
少しずつ進んでいます。
しかし、なんと言っても患者さんの家族、支えている友人達の長い運動の成果が出てきたということでしょう。イベントがあると聞けばでかけて署名を集め、友人を集めて「混合型血管奇形」の学習会を開き、全国の症例を求めて飛び回るという地道な活動を続けてきたひたむきな姿には頭が下がります。
そんな草の根の活動が実を結び、今年後半、運動は、だいぶ階段と登り、次の段階へと進もうとしています。
その一つが県内自治体での意見書可決です。

県内7自治体の議会で「意見書」を可決
12月定例議会で、国(厚生労働省など)にたいする意見書が可決されたのは

宮代町、三郷市、越谷市、草加市、吉川市、和光市、久喜市 です。

意見書を提出し、議会で可決にこぎつけるのは、実は大変なことです。
請願と違って、委員会審議を経ないでいきなり本会議での取り扱いとなります。
原則、全会一致が求められます。
ひとり会派の議員が提出することが出来ない、賛成少数が予想される場合は、入り口で却下される場合も多い(議会運営委員会で提出を拒まれる)、議会内勢力・反感といった事情をモロにいける、などけっこう大変です。

今回も「地方政治改革ネット」の仲間を中心に14自治体(茨城県の仲間もです)で意見書を挙げようとしました。
そんな中、7自治体で全会一致で可決という成果を得ました。
なかなかの成果に、可決を得た議員、困難な中努力(結果、だめだったとしても)をしてくれた議員に本当に感謝しています。
また、幸手市では「子育て応援フェスタ」での署名活動もありました。

議会の可決は、入念な準備でも難しい時があります。
ひとり会派ではダメという議会は意見書提出を断念しました。
また、全会一致を取れないだろうと予想したところの議員は、12月議会提出を見送り、来年3月を目指すということになりました。(他の議会で可決された実績があれば、雪解け状に可決の可能性が出てくる。)
議会というところは、かなり人間模様を映し出すところで、(あいつが出した意見書なんて通したくない)といった感情論で葬り去られることもあッたような気がします。

その中での7自治体で可決。

まず、地元宮代町議会での全会一致に感謝したい。
ありがとうございました。
町内に対象患者がいらっしゃるということもありましたが、
最初から理解を示してくれました。
「大人」の議会であることのありがたさを感じます。

その後、宮代議会に続いて、越谷市議会で「全会一致意」の予想が立ちました。
越谷の保守系議員で、「地方政治改革ネット」のメンバーは、わざわざ岐阜県まで調査に行ってくれました。この調査結果が説得力をつけたと思います。

岐阜県では、この難病指定に向けて、昨年12月議会で初めて意見書が可決され、その後1年をかけて、県内の市町村全部で意見書を通した経緯があります。

「混合型血管奇形」町内にお住まいのS君(小1)の生まれながらにもっている疾患を「難治性特定疾患」として国に認めてもらわなければ、原因も治療法も確立できません。
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