がれきの処理にあらたな瑕疵 [災害]

8月16日(火)

陸前高田市の松

陸前高田市の松を、京都の「五山の送り火」に使い、復興を祈ろうという企画は、京都市の検査の結果、この松には1170ベクレル/kgセシウムが混入していることが分かり、二転三転(11日は実施決定、12日見送りが決まる)した結果、燃やすことを断念しました。

その後、千葉県の成田山新勝寺で、9月25日に行われる「開運護摩焚き」で、松の一部が燃やされ、供養されることになったと、今日の朝日新聞が報じています。

一方、京都の「送り火」連絡会は、「送り火」使用不可になったお詫びに、松ノ木の切れ端に「祈りの言葉」を書いてもらい、展示することにしたとか・・。

福島県以外にも放射性物質があるということ・・

がれきの焼却は、環境省の有識者検討会において、「福島県のガレキは福島県内の市町村で処理し、岩手、宮城のものは全国の市町村通常処理できる(自治体、一部事務組合間の合意があれば)方針が決まっています。が、ここに問題があります。

つまり、今回の「被災の松」の処遇で検査した結果、福島以外の宮城・岩手県のものもかなりの放射能汚染が確認されたということです。

ということは、宮城・福島県のガレキを全国の自治体へ運ぶより、できるだけ県内の焼却場で処理をしたほうが、放射能汚染が拡散するのが防げるということではないですか。

「がれき処理、まず放射能汚染のチェックが必要」と訴えている環境団体は、<現状放射能汚染の確認すらしないで、燃やそうとしていた>点を指摘し、汚染の全国への拡大を食い止めることが大事と言っています。


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