「おもてなしの街ですから」 [まちづくり]

5月4日(月)

館林

昨日、急に思い立って館林に行くことにしました。つつじ祭り? 川面に映るこいのぼり? いや、実は市役所、つつじが岡公園に隣接する城沼体育館に行ったのですが・・。

AM10時、館林駅東口に降り立つと、テレビを見た人たちなどが駅前にぞろぞろ。ほとんどはつつじ祭りか、こいのぼりを見物する人たちです。歩いてもいけない距離ではない。でも、最初から疲れてしまうのは困ると思しき中高年が多い。

私もそうですが、とにかく駅前で聞いてみる、というひとばかり。「バスで行けるの?」「乗り場はどこ?」

案内所は駅前にある。「もう少し待ってください」「200円ですよ。高齢者は100円。用意していた方がいいですよ」、とにかく笑顔と思いやりがあふれる。

大きなバスが止まっている。つつじ岡公園と駅を往復するシャトルバスらしい。「乗りませんか」とさかんに誘うけど、片道500円はイタイ。半分ほど埋まったところで、シャトルバスは発車。

みんなのネライは、やっぱり小さいけど安い路線バス。10:10に、板倉東洋大行きという路線バスがあるのはネットで調べてきた。これに乗ると、10:19に城沼体育館につく。100円。

おもてなしの街

体育館では卓球の大会があったのだけど。ここで2時間半。午後1時過ぎに帰途につく。が、路線バスはない。つつじやこいのぼり(市役所わきの川にかかる無数のこいのぼりは道路から見える)を横目に見ながら、駅まで歩くことにした。

 若い緑の木々が目にやさしい。市役所周辺は新緑に包まれている。28℃を越え、直射日光がきついけど風景に癒されながら歩いた。(やわらかい緑、いいです!)

途中、道路沿いに3か所の休憩所。テントの下には5、6人の市民ボランティアさん、「冷たい麦茶、どうぞ」「駅まで15分、もうすぐですよ」と声をかけてくださる。「麦茶、ください。無料?みなさん、ボランティア?」というと「はい、館林はおもてなしの街ですから」と、みなさん、陽気です。

駅前から続く道路はとにかく花いっぱい。歩道のつつじはもちろん、電柱などにもポット植えの花が続く。

たてばやし.jpg

行楽地につながる道路まで、花いっぱいにして、花と人の笑顔が途切れないのも「おもてなしの街」の誠意なのだと気付かされた日でした。

ちなみに、つつじは(今年は)、やや盛りを過ぎた感があります。


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人口増・昨年同期比較 [まちづくり]

5月3日(日)

広報から人口比

広報みやしろの表紙に記載されている現在の人口。2015年5月号では、人口33,435人、世帯数14,062世帯。1年前の5月号では、人口33,221人、世帯数13,779世帯。比較すると、人口で214人、世帯数では283世帯増えています。

道仏区画整理地や役場周辺、本田地区などで、ミニ住宅団地、小家族向けアパートが増えていることによる〈増〉です。人口の増え方より、世帯数の増え方の方が大きいというのは、分析が必要です。

新築住宅に、順調に人口の流入が進んでいるから、世帯数が増えていると考えていいのか。単純に町内の人が町内の別の場所に移ったり、分離したりで世帯数が増えたということがあると、新たな人口が流入したということではなく、空き家が増える可能性だって増えてくるわけで。

 しかし、人口が減っている自治体も多いことを考えると、とにかくここ2年ばかり〈増〉に転じていることはいいことです。

区画整理事業は、だらだらと(そのうち)人が張り付くだろうというのでは、事業効果がない。道仏区画整理地は、2600人の人口増を目的とした事業で、短期間に街区ができ、人が住みつかなければならない。

 そう考えると、平均して1か月に30人、1年間で300人を超える人口が張り付かなければ意味がないのでは・・? 私は、どうもそこが気になり、「広報みやしろ」が配布されると、人口増減(+、-)を、まずおさえる習慣がついてしまった。

 あたらしい住居地は、人々が自分の街を運営し始め、個性が生まれ、ストーリーができていかなければならない。そういうものがまだできていないと思う。ただただ、大きなスーパーがあれば、そこに生活のほとんどを依存できる、というのでは快適空間や、コミュニティーが育たない。

 かつて、わが学園台は、500世帯ほどの新興住宅団地でしたが、子どもや主婦を中心に、必要な場所・お店が300mほどの県道沿いに並んでいた。喫茶店、食堂、塾、歯医者、本屋、自転車屋、そしてスーパー、児童公園・・・。

こういったお店は、子どもや主婦が必要であるからできるわけで、今、高齢化率が町一番高いといわれる地域になると、すべての商店街や公園が「子供仕様」からかけ離れ、必要でなくなり、街並みそのものが消える。

 これは、繰り返しだからしょうがない。したがって、新しい街並みには、新しい居場所がつくられるのを期待したい。

高齢化の予備地帯

 昨日から泊まり込んでいる二女が、「〇〇駅から徒歩5分のマンション、築30年くらい経っているかな。だけど800万円台から買えるんだって、安いね」という。「そりゃー、安いね。マンションは、駅から近ければ、多少古くても資産価値はそう減らないと思うよ」と相づちをうった。近隣のこの地域は、駅名もその開発団地の名前がついたほどの大きな開発地だった。

ですが、話していて、ふと、気が付いた。(ああ、あの地域は、この学園台より10年ほど後にできたところだ。つまり、これから高齢化地帯になっていく気配濃厚なところ)だと。

「その安さの中に、周りの住人が急速に高齢化に入っていく分が加味されているのかもよ。そうするとね、ここ(学園台)みたいに、喫茶店は消えるし、スーパーは撤退するし、食堂も無くなるという可能性があるってことじゃない。高齢化ってお店が成立しないところがさびしいね。それだったら、区画整理地の新築の方がいいよ、きっと。これから人が集まる場所ができてくるから」なんて、それとなく(宮代町もけっこういいよ)と、そそのかした。


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お茶のみ懇談会に問い合わせ [まちづくり]

2月13日(金)

お茶のみ懇談会ひらきます

会報「視点」1月号で、「近々、お茶飲み懇談会開きます。詳細は2月号で」とお知らせを載せた。

今配っている「視点224号」では裏面で「お茶のみ懇談会やります。日時・・2月22日(日)午前10~12時。場所・・進修館集会室」を記載している。

「気軽に出られる懇談会やってください」これは、この町に越してきた若いママさんの希望があったから企画した。

昨日のメールで、さっそく問い合わせアリ。

姫宮北団地の知人から「会報224号はまだ届かない。過ぎてからだとがっかりするから、教えてください。お茶飲み懇談会はいつやるの? 団地内の友人にも行こうよと誘われたから」と。

ありがたい。あまり期待してなかったけど、さっそく反応です。

この方のおっしゃる通り、個人営業の私は北団地に配布に行く頃は、配布初めから2、3週間たっていることもある。お知らせ会合が、もう終わっていた、なんてのは申し訳ない。さっそく、メールで返した。「22日ですよ、ぜひ来てください」と。

保育園は満杯

宮代町は、保育園の待機児童ゼロ、です。つまり、希望すれば入れるということ。一昨年本田地区に新たな保育園ができ、初年度こそ定員割れでしたが、27年度はもう一杯。

しかし、(希望すれば全員入れる)、と、<希望の保育園に入れる>とは全く違う。

昨日も、この町に越してきたばかりの若いママさんが不安を訴えた。4月から(ラッキーなことに)職場が決まった。保育園を申し込んだ。第3希望まで書いた。第3希望に入れた。第3希望はかなり遠くて不安になった(この町に不案内の人には遠く感じるのでしょう)、というものでした。

朝の忙しい出勤前の時間、子どもの支度と一緒に悪戦苦闘しているママさんに、遠いところの保育園は確かにきつい。都心から来た人には、自転車で送り届けるというのもストレスになる。

とりあえず、入所希望の保護者の申し込みが締め切られた。先週までに各保育園の割り当てが終わり、来週は「保育園入園・・審議会」とやらがひらかれ、確定となる段階だ。希望に沿えなくても仕方ない、とは思う。

しかし、です。「子育て支援」を町の売りにするなら、単なる<量の確保>で満足せず、より利用者の希望に沿った<質の確保>に取り組まなければ、他自治体に負けてしまう。

もう少し、この問題に首を突っ込んでみようと思う。

友人議員の住む県東南の市では27年度から保育士の時給が100円アップし、有資格なら1050円から1150円、無資格なら950円から1050円になるという。保育士の確保にも前向きで取り組んでいるということだろう。


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点滅している商店街街路灯 [まちづくり]

1月22日(木)

街路灯いっそのこと消しちゃおう

地元学園台(旧)商店街の街路灯(宣伝灯)問題は、しばらく動きがなかった。今後どうする、の話し合い(と言っても出席するのは3,4人)も、すっかり沈黙したように開かれない。

 相談していた町の担当課(産業観光課、町民生活課)も、ほとほと手を焼き、「会合に出席する人が正味の賛同者ということではないの?」という。確かに、そういわれてみるとそうかもしれない。

シャッターを閉ざしてしまった旧商店街の街路灯26基を、ただいま営業中の5、6軒の力で灯しつづけるのは到底無理な話だ。主に年間の電気料に使っている貯金もどんどん減っていく。

3,4か月ぶりになろうか。「会合を開くので出席してください」との連絡がありました。場所は仲間内の喫茶店。3日前のことだ。

 この間、さらに賛同者は減り、ボロボロと脱退者が出ているという。最後の会合で、例えば、とりあえず14軒で灯しつづけようと意思確認したところで、一人の脱退者が出れば「実は、私もやめたい」ということになる。ひとり減れば維持費(電気料)の1件当たりの按分金額も即座に違ってくる。軒数が少なければ少ないほど、まともに打撃になる。前回の会合で仮に「年会費1万円で何とか・・」とした金額は、3人の脱退で1.5倍にもなる。(それじゃー、うちは無理だ・・)と連鎖を呼ぶ。

人が聞けば、なぜ、決まった内容でできないの?と思うかもしれないが、余力のない組織とはそういう雪崩を起こしやすいもんなんです。

全ての灯を消そう

会計兼代表をがんばってやってくださっているHさんが、「もうほとんどないよ、金が。今月でなくなる」という。出席者「えーっ、早く言ってよ!」「だから俺、言ったんだよ」と責めモード。

 話はどんどん後ろ向きになる。会合に出てこない人はそもそも続ける気力がない。何度も話し合ってきた。町にも相談した。「やる気(覚悟)はあるのか」と反対に訊ねられたが、周りの人を見ると即答できない。ここにいる人たちで(5人で)灯しつづける余力が、いや、その前に灯す意義があるだろうか。

 とうとう資金がなくなる今月いっぱいで全部の街路灯を消そう、ということになった。「県道沿いが真っ暗だよ」「いや、現実を見なければだめだよ」「町は、防犯上、防犯灯は設置するよといっているんだからサ」と。

それで、決まった。「もう、消そう」 肩を落としながらも、長い葛藤に決着がついた(すっきり感)も漂った。

 私は「確認しますよ。スズラン会(街路灯がスズランの形)は解散。街路灯は全部消す。そして撤去。撤去費用はそれぞれ個人負担。あとは町に全部ゆだねて防犯灯をつけてもらう。これでいいですね」みんなうなずく。

 わたし「わかりました。今まで補助金などでお世話になった町、地元自治会に連絡しましょう。」

わたし続けて言う「その前に、今集まっている少なくとも5軒の方は、営業中ですよね。それに後継者のいる人も多い。防犯灯は設置してもらっても、個人としてはそれぞれ今までの街路灯を活かす、という、つまりベストミックスの方法はないかを、産業観光課に相談してみますよ」と、この部分を提案して請け負った。≪消す≫ことが決まった後の、ベストミックス。ダメ元という気軽さで当たってみよう。

規模縮小でつけよう

ところが、昨日夕、また、首がつながった街路灯。少なくとも今灯している14灯の続投はできないか、継続案が浮上した。あいかわらず、消す・消さないの議論は点滅している。しかし、まだ灯しつづける。風前のともしび、とはこのことだよね。がんばれ、学園台のともしび。


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地域で上映されている映画 [まちづくり]

12月25日(木)

クリスマス上映会はいつもの3倍

宮代町立図書館は、いつも第2金曜日に実施するライブラリー・シアターに加えて、12月はクリスマス上映会も実施しました。12月23日(祝日)、出し物はクリスマスにしみじみ観てみたい「レ・ミゼラブル」

上映時間は午後1時30分から4時までの2時間半という大作。ミュージカル仕立て。映画にありがちな(口パク)の人はひとりもいない、全員が自らの声で歌っている荘厳なミュージカルで、図書館スタッフの女性が「数あるレ・ミゼラブル作品の中でも私の大好きな映画です」と紹介した。

開演5分前にホールに到着。祝日とあってか、いつもの3倍近くの人が席についていました。ざっと数えると90人くらい。クリスマスのころこそ、古典、名画を観てみたいという人たちが集まっていました。

図書館映画、定着しつつありますね。

映画「ふるさとがえり」

ところで、ある自治体の観光協会が作った映画が全国で自主上映されています。もう1000回以上も。

2011年に、岐阜県恵那市が作った映画で、短編なれど、プロが演出し、演出者もプロの俳優たちです。ストーリイもしっかりしていますが、風景も心も100%、恵那市仕立て。

ふるさとを振り返ってみよう、故郷を想ってみたい、という内容のしみじみする映画です。≪いいな≫と思ったのが、これを上映している場所が地域のコミュニティーセンターだったり、集会所だったりすること。参加者50人以内というこじんまりした上映会も多い。

また、主催が「消防団員を募る会」や、「がんばれ中学生」といった地域に根ざしたグループというのも、≪いいな≫と思った理由です。

小学生や中学生の卒業時に上映会をするのは、いかにもタイムリーで、かなりインパクトがあると思うのです。きっと、あとあと成長していく過程で、自分のふるさと、心のよりどころとして、何かの役目になりえるのでは・・と思いました。


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四季の丘、今宵は「バババル」 [まちづくり]

12月22日(月)

「バババル」

進修館前広場は今宵もイベント。昨晩のキャンドルナイトに続き、今宵の「四季の丘」は、〝バババル” 。私はまた、今日も通りがかりに自転車を止める。(日中いっぱい、走り回っている。夕方、活動スペースに片面を印刷しに行くという時間のこなし方をしているので、この時間進修館付近にいることが多い)

4時から5時まで進修館大ホールではコンサートが開催されていた。その流れでやってきた人も交じっているようです。

若い人たちのライブに、模擬店、クリスマスツリー、炭火で暖を取る人。関係者数十人、バルのお客様数十人といったところか、でも関係者が楽しめるのが基本ですもの・・。

 すいません、暗いので写メ撮りは無理でした。

バル.jpg

チケット売り場で300円の合鴨ドッグのチケットを買って模擬店に並ぶ。ここは日工大生の売り場かな。暗いせいかなんだか手際が良くない。2,3人並んでいた行列がたちまち7,8人になった。

でも、まぁいいか。急がないであったかいドッグをだしてね。

なだらかな「四季の丘」は、イベントにちょうどいい。だけど、昨晩、今晩と続いてイベントがあると知っている人は、そんなに多くないと思う。たとえ知っていても、色々な用事の中で忘れてしまうことも。何しろ、あちこちで年末行事が目白押し。

地域サロンでもクリスマスコンサート

地元・学園台でも「お喋りサロン」がクリスマスモード。「ギターラみやしろ」のみなさんをお招きして懐かしの楽曲で大盛り上がり。

おしゃべりサロン2.jpg

 スタッフは、鹿の角のヘアバンドをしてパーティ料理や、ケーキ付のコーヒーをサービスしていました。

「今日は特別メニューで300円いただきます」ですって。美味しいコーヒー&ケーキとお喋りと歌声、こんなに目いっぱい楽しめるんじゃお安いもんです。ご高齢の方は、近所の方が車で送迎していました。

地域サロンが盛り上がるのもスタッフの頑張りのたまものです。スタッフとお客様で、そんなに年が違わないのが地域サロン。(明日はサービスされる側!)になるのもいいでしょう。頑張りすぎないで、頑張ってください。


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キャンドルナイト [まちづくり]

12月22日(月)

幻想的❢キャンドルナイト

昨晩、午後5時から進修館前の「四季の丘」は、3000個のキャンドルの灯が揺らめき、幻想的な光景が広がっていました。

キャンドルライト左.jpg

右キャンドルライト.jpg

今年で9回目になるという。心底冷えた一昨日と違い、昨夕はそれほど寒くなかったので、参加してろうそくを灯した人も長くいられたのではないでしょうか。

私は、6時半ごろ駅からの帰りに通りかかったのですが、ろうそくの光が何とも幻想的。それに電灯に慣れている私たちに、ろうそくの灯りってすごくあったかい色をしているんだと、あらためて惹かれました。バンド演奏も終わりに近づいていました。アナ雪で歌われた「ありのままで」が終わると、関係者が参加者にお礼のあいさつ。

「この催しは、障がいを持った方たちと一緒に実施している催しです。ありのままでの歌のように、皆さん、まず自分を大切にしてください。そして、自分と同じように周りの人たちをやさしく、大切にしてください」

久しぶりに、たまたま通りかかったから見られたキャンドルナイト。来年はちゃんと初めから来てみよう。

参加して、ともしびに願いを灯した人たち、これまで準備してくださった人たち、ありがとうございます。


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あたらしいお店 [まちづくり]

12月18日(木)

あれ、前からあった?

11月にリニューアルしたケーキ屋さん、誘われていってみました。役場と郵便局の間の小さな三角のスペースにある手作りケーキのお店は知っていたのですが、その隣に軽食コーナー(カフェです)スペースを広げていたのは、(毎日何回も通っていながら)気が付かなかった。

このお店は、2坪くらいのスペースに手作りのケーキを並べて売っていた店で、それもシフォンケーキだけ何種類も。だから、それほど頻繁に利用する場所でもなかった。

 そのうち、コーヒーを飲みたいお客さんにコーヒーを提供するようになったけど、何しろ小さなお店、外に出たテーブルとイスで飲んでいる人を見かけるだけだった。

ところが、です。その隣のお茶屋さんが閉鎖するのをきっかけに、そことつなぎ、15人ほどは入れるカフェをオープンしていたのです。(なんで気が付かなかったんだろ) よほど、私はドタバタ暮らしているらしい。

白いテーブルと白い椅子

入り口はお茶屋さんの引き戸をそのまま残して、内装だけ変えていました。引き戸のところで、もうパイを焼くいい匂いがする。

このお店がランチに提供するのは、パイ包み焼き(だけ)。昨日は、パイの中身がビーフとポテト、か、チキンときのこ の2種類から選ぶ。これにデザートとたっぷりのコーヒーがつく。

思うとすごくシンプルです。このお店、小さなスペースで売っていたのが主にシフォンケーキだけ。隣にカフェを広げたと思ったら、提供するのは、パイ包み焼きだけ。誘ってくれた友人は「そこがいいんじゃない。小さな町で無理しないかんじで」と。

新しいお店.jpg

お客さんが来てから焼くから、お店の中はあったかくいい匂い。

昨日は、私たちのほかに、図書館ボランティアのママさんたちが、作業の終わった後5人来ていました。このくらいのペースでやって来る客さんだと、静かでゆったりできる。「早く食べたい」と急ぐ方には向かないかも。

友人は、小さなスペースでやっていたお店が{育った}と思えてうれしいらしい。よくわからないんですけど、そんな気がすると。

小さな町の小さなお店。子育てが終わったころの女性の居場所ってなかった。9時からたっぷりのコーヒーが飲めるって親切です。(〝たっぷり”がミソです)

きびしいことを言うようですが、福祉っぽい目的のお店は、出店者の都合に合わせてくださいって感じでした。メニューも営業時間も。


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「消滅する自治体」にものもうす [まちづくり]

9月19日(金)

  宮代町は近隣と比べても、このごろ住民の流入がいい。

たし算の思考

行政は「宮代町は厳しい。苦しい。あれもダメ、これも無理。住民のみなさん、耐えて」というばかり。こんな≪引き算思考≫に付き合わされていると、住民は滅入ってしまう。

≪足し算思考≫をやろうよ、と私は思う。「あれならできる。これもできそう」を探した方が精神衛生上いいに決まっている。

「日本創生会議」にもの申す

有識者でつくる「日本創生会議」(元総務大臣の増田寛也氏が座長)の、人口問題検討部会が〈2040年に「消滅の危機に直面する自治体」896市区町村〉を上げた。その中に宮代町が入っているということで、「さぁ、大変だ」と言っている議員がいる。先日は、監査委員まで(事例として)引き出した。

 しかし、週刊誌ネタにオタオタしない方がいい。「創生会議」が出した見解は、東京に一極集中しがちな人口、経済を地方に拡散すべきという提言なのです。

「日本創生会議」・人口問題検討部会が、基にしたデータは、国立社会保障・人口問題研究所が、昨年3月にまとめた将来推計人口の数字(にいろいろなものを加味したもの)をもとにしたもの。

宮代町は、昨年3月くらいを底値に、人口は右肩上がりに折れ線グラフは上がり続けています。地方情勢は(生き物)です。地域事情を盛り込めないデータを「盾」にしても意味がない。

「日本創生会議」は単なる例え、警鐘で出したのだと思う。すいません、「もの申したい」のは、鬼の首を取ったように喧伝する週刊誌のほうかな。

はしゃぐ話ではないけど、少なくとも「ダメよ!ダメ、ダメ!」と自治体が落ち込んでいる話でもないのです。

この1年で、0歳~4歳児が63人も増えたなんて、人口33000人の町には、快挙ですよ。ありがたいです。


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0歳~4歳児がこの1年で63人増えた宮代町 [まちづくり]

9月7日(日)

人口増

宮代町は、この1年4か月の間に229人、人口が増えている。4日に一般質問した加納に担当課長が答えた。H25年4月までじりじりと下がり続けた宮代町の人口は、26年8月までの1年4か月で33,288人までV字復活。

担当課長は、「しかし、65歳以上の高齢者は年間400人ずつ増えているんです」と厳しさを訴える。でも、高齢者が増えるのは、毎年スライド式に増えていくだけで自然増ではないか。この町に転入してくる高齢者が増えているというのではない。

0歳~4歳児が1年間に63人も増えた

課長は「当町の特徴として、(全国的に少子化が進む中)0歳から4歳児がこの1年間で63人増えた。また、子育て世代となる20代から30代も減少に歯止めがかかった」と答弁。

また、小学校児童は増えていないが、町内の保育園の入所児童は、延べ人数で175人も増えていると答弁。これは5年後の小学校児童の人数が増えていくことにつながる。

この質問をしたのは、そこのところが知りたかったのです。明らかに小さい子どもを持つ「子育て」初期世代が増えているという分析をすれば、この後どういう施策を進めていけばいいのか、のヒントがともってくるというものです。

「働きたい」を支える

一戸建てを買った若い子育て世代は、数年は専業主婦でいく人が多いと思います。しかし、潜在意識の中に「そのうち、働きたい」がある人が圧倒的。でも、働く場所がない。

それが、宮代町の場合、最大のネック。働く場所を提供できない。町内で産業をもっと活性化させる必要はもちろんですが、近隣で見つかるというのでもいい。担当課ではアンテナを張って、少しでも多くの情報を発信してほしい。

まず、情報発信基地を

質問でも言ったが、「市民活動スペース」が「子育て支援スペース」に変わるなら、ここをあらゆる情報の発信基地にしてほしい。「プレ働き隊」のための情報、子育て初心者のための「お悩み解決情報」など、(あそこに行けば情報がある)(あそこに行けば仲間がいる)という場所にしてほしい。

ママインターンシップ

正式名は「中小企業新戦力発掘プロジェクト」。実習で徐々に力を戻していくためのプランだ。実習は2週間から3か月、1日4時間から8時間。日額5000円から7000円の助成金が支給され、「社会復帰できるかしら」を助ける制度だ。

この制度が始まった昨年度は、2869人が実習に参加し、うち1092人が実習先に、247人が他の企業に再就職したという。

制度本来の目的は、優秀な人材を確保しにくい中小企業の支援だが、結果、主婦層を企業と結びつける役割を果たしたわけである。

採用した社長は「レベルの高さに驚いている」という。子育て中の女性について「ブランクは、全くの空白ではない。子育てしながら、仕事に必要な能力を磨いていた」と。

今、町内で働く場所と言ったら、数か所のスーパーくらい。あまり遠くへは働きに行けない「若い主婦層」を吸収できる場所を探すこと、作ること、研究することが不可欠だ。

田舎の議場がテレフォンセンターに

聞いた話ですが、南魚沼市は、市町村合併で、旧議会の議場が不要になった。ここを「コールセンター」に貸し出したそうだ。テレビショッピングなどのテレフォンセンター、コールセンターはどこでもいい。立地条件を選ばない。ただ、静かなこと、女性の感じのいい声が確保できれば・・。

そこで,消音のためにじゅうたんが引いてある議場の使い道ができた。しかも24時間電話受付しているテレフォンセンターなら女性の雇用がたくさんある。市町村合併でいらなくなった公共施設はかなり出てきている。田舎だって、こういうものを誘致すれば、無駄なものが活かせる。


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