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女性非正規の育休 [男女協働]

10月20日(火)

女性非正規の4%しか

「育児・介護休業法」というのがある。労働者が育児や介護のためにとれる休暇ですが、これがなかなか法の目指すものになっていない。というか、「法の障害」が明確です。

非正規で働く女性の育児休暇を拒んでいるのが「育児・介護法」だとして、見直しを求める要望書がNPO「マタハラNet」から厚生労働省に提出されました。7000人分の署名を添えて。

同法では、育児休暇が取れるのは1年以上同じ職場で働く人。さらに、子どもの1歳の誕生日以降も雇用される見込みであることが条件です。

 育休取得と雇用の継続がセットになっているため、会社側から「契約更新しないので育休はとれません」と言われたらそれまで。

育休所得は女性全体では8割以上取れていますが、パートや派遣、有期限などの非正規社員が育休を取り、仕事を続けられているのは、4%だという。つまり、非正規はほとんどの場合、妊娠、出産で仕事を辞めているから、育休も取れないのです。

厚生労働省は、来年の通常国会に育児介護法改正案のを提出するを目指していますが、これによって(不利益が歴然としている)非正規労働者の待遇アップが図れるか・・・。

 育児休業給付金

育児休業中の給付金をもらえるかというと、これまたかなり難儀する。

会社から「産休・育児休を取ってまた、仕事に復帰してほしい」と(運よく)言われても,〝育児休業給付金”の対象になりにくい。ここで、また正規社員との大きな差別にあう。

仕事は同じなのに・・。そこで非正規でも「育休・給付金」をもらえる方法はあるか。

生まれた子供が1歳になるまで(1歳2か月、1歳6か月の場合もある)、育児のために仕事を休むママやパパのために、雇用保険から支給されるのが「育児休業給付金」。

なんとなく正社員しか対象にならないように思っている人も多い。実は、契約社員、派遣労働者なども条件を満たせばもらえるらしい。ただし、正規社員とは違う条件はある。

①いま働いている会社に引き続き1年以上雇用されている。 ②子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる。 ③子どもの2歳の誕生日の前々日までに契約が満了して、更新されないことが育休申し出時点で明らかになっていないこと ④育休取得前2年の間に、雇用保険の給付基準日数11日ある月が12か月以上あること。

言い回しは難しいけど、ちゃんと働いていて会社に貢献しているのなら、ほとんどの人が対象になってくる。

 妊娠が分かった時点で、それとなく退社を勧められるようなことは、まさしく「マタハラ」。

保育園入所も優先度が上がる

これを乗り越え、1年の育休後復帰できる約束さえ取れれば、給付金も支給され、育休後スムーズに元の職場に戻れる。これは別の見方をすれば、保育園に入れる条件もクリアできることになる。

待機児童が生じているような自治体では、復帰が決まっていないような場合、優先順位は間違いなく下がってくるから。ここでまた「泣き」を見ることになるママ、プレママが出てくるのです。

働く女性たち、頑張れ。

超過スケジュール

あとから後から追加スケジュールが入っている。

今日の予定は、11時45分集合・出発の「埼玉県町村議会研修会」(吉見町)だけだった。

が、帰町しだい「全員協議会をやります」と連絡が入った。(一応、時間設定は4:30~) その上、昨日遅くなって「編集、遅れてる~!研修行く前に編集委員会やろう!」だとさ。[もうやだ~(悲しい顔)]

昨日は「議会だより」編集作業の4日目。21日の最終校正に間に合いそうもない。

いつもそうですが、9月議会は、月末ギリギリいっぱいになるので11月1日発行の「議会だより」編集は超過密スケジュールになる。会議録のアラ原稿が会議録センターから納品されるのが10月10日前後。

昨日、編集作業終了前、「吉見町に行く前の時間があるでしょ。9時から出発までやるよ」と委員長の一声!!

で、今日は、編集会議、町村議会研修、帰ってきて「全員協議会」という3段構えに。秋の陽は短く、今日も日が暮れてからの帰宅でしょう。

 昨日、家路に急ぐ時、近所のごみステーションをなにげに見ると、ごみネットが道端にだらしなく広がっている。「あれ、ゴミ当番、忘れている」と思ったとたん、思い出した。なんと、今週は我が家が「当番」だった!! 


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男性管理職の意識改革 [男女協働]

3月6日(金)

七十七銀行の取り組み

七十七銀行(本店宮城県仙台市)が、女性行員のキャリアアップ支援の一環として、管理職の男性行員の意識改革に乗り出したのだそうです。

女性行員と、管理職が、女性の活躍しやすい環境や方策について話し合う会合を開催しました。管理職向けに、女性登用の必要性を説く研修を実施することも検討しています。

女性のワーキンググループが企画

意見交換のセミナーは2月中旬本店であり、女性行員の「女性活躍推進ワーキンググループ」が企画し、支店長代理(課長代理)以上の94人と女性行員69人が参加したという。

女性行員からは「結婚や出産の予定は、いつごろ報告してほしいか」「女性の部下に改善してほしいことは何か」「女性の強みと課題は」といった質問が次々に出た。管理職は「どんなほめ方をしたら女性は喜ぶのか」など質問し、議論を深めたそうです。

同銀行は、2013年11月、女性の活躍推進に関する基本方針を策定しました。①女性の能力開発支援 ②仕事と家庭生活の両立支援 ③女性行員の意見の積極的活用・・が柱。支店長会議では、担当役員が直接、女性の活躍推進の重要性を説明し、方針の徹底を図っています。

今後、管理職に昇格する行員を対象にした研修会を開く際、女性登用や女性の働きやすい環境づくりについて理解を深める時間を設ける方向で検討も始めました。

同銀行人事課の担当者は、「セミナー後、男性管理職から『女性の本音を聞くことができた』という声が多く寄せられた。女性活躍推進の特効薬はなく、持続することが大事」と話しています。--〈『河北新報〉記事から

それ、それ、それですよ。特効薬はない。だけど、女性の力を借りたいと思ってほしいし、推進を持続させてほしい。

ちなみに、七十七銀行の女性比率は36%。141支店のうち、女性の支店長は3人、だそうです。


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「子だくさん家族」の中の母親 [男女協働]

1月14日(金)

お正月番組から

「テレビ大好き」と胸を張っていうのは、チト恥ずかしい気がします。だけど、本当だからしょうがない。好きなのだけ選んで見た、と言いたいけどそうでもない。見たいのが重なると片方は録画しておくという「ワザ」を使うので。

そんな年末年始でしたが、すこし気になったことがあります。どのテレビ局も、不況で制作費を切り詰める傾向にありますが、ずっと継続できて、制作費もあまりかさまないものに「子だくさん家族」のドキュメント番組があります。長いものは14年撮りつづけている茨城県の石田家。この家族は「石田さん家、11人家族」(子ども9人と夫婦)として1997年から、子供たちの成長それに伴う<戦争と平和状態>を追っています。

もう一つは、奄美大島(と、最近は愛知県に出稼ぎしている父親)の子ども12人と夫婦。「ビッグダディー、8人+三つ子+2歳)というタイトルで、こちらは9年くらいカメラが追っているようです。

そのほかにも、幾つかの「子だくさん家族」を、各テレビ局は「手持ちの家族」として温存?している。この少子化の時代にある程度の視聴率が取れる企画として。中には2,3年カメラが追ったけど、どういうわけか消えてしまった(埼玉県吉川市の父親と子どもだけの子だくさん家族)番組もある。

母親の意志が見えない

その中で、猛烈に気になっているのが「ビッグダディー 8人+三つ子+2歳」。<ビッグダディー>とテレビ局で名づけた父親のもと、12人の子どもがビッグな?父親に洗脳されたように、けなげに奄美大島のへき地で赤貧生活(すみません)を送る。

(+ぷらす三つ子)という表現をするのは理由がある。当時30歳を超えたくらいの母親は8人の子どもを抱えて、また妊娠した。成り行きに流されるだけで「人生設計」というものを持たない30歳を過ぎた母親は、「授かったものは産みたい」とまた産む。今度は三つ子だった。

子ども達は「ビッグ」な父親に洗脳されて尊敬しているが、母親を敬う気持ちは皆無だ。妻として権限も女性としての人権もない。もっと腹が立つのは「やりくりが出来ない」と勝手に判断され、財布まで任せられない。この状況に、反旗を翻した母親は、生まれたばかりの三つ子を抱えて離婚するのだ。やっと自立した考えを持った母親を番組は応援するでもなく、ただただ「さて、次はどうなるのでしょう」とばかりに、カメラを回す。ここで番組は「8人対三つ子」となるわけです。

さて、母親に去られた<父+8人>は、本州では暮らせないと判断したのか、温暖な奄美大島に大移動する。ここでの生活は面白おかしく紹介されてはいるが、誤解を恐れずに言うなら「健康で文化的な」暮らしとはいえない。

父親はもちろん一所懸命に稼ごうとするが、グループのリーダーのような立場で、一家の体を成さない。が、みんなリーダーの言うことにしたがう。男の子は特に役割を与えられ、忠実にこなしている。いやな顔一つしないでこの生活を楽しんでいるようにさえ見える。当然個人のプライバシーなど無い。男の子6人、女の子2人一緒にごろ寝、布団らしいものも無い。食事も、当番が作った山盛りのおかずを、突っつく。食器らしいご飯茶碗もない。子ども達は疑問も持たずくったく無く素直で明るい。

 合宿と思えば思えないことも無いのでしょう。しかし、「おかしい」「もっと自分だけの空間がほしい」と思ったとしても、所詮無理なのは(子ども達自身が)とうの昔にわかってあきらめたのではないだろうか。

+2歳

そこに人生設計を持たない母親が突然「帰って来たい」と言い、実行に移す。奄美大島の一家は、当惑し最初拒むが、なし崩しに同居になる。そしてまた産む。その最後の?女の子が今2歳になったのだということで(+2歳)。タイトルの「ビッグダディーと8人+三つ子+2歳」は、紆余曲折のはてのものだ。子どもの数は合計12人になった。

母親は今40歳(くらいだったかな)。あいかわらず、母親として子ども達から認められておらず、希望している家計のやりくりをまかされていない。父親が託した会計係は次男(高2)であり、100円のお金も母は次男からもらわなくてはならない。

タイトルにはこの後もプラス(+)がつくのだろうか。それとも2回目の反乱を母は起こすのか? いったい何を考えているのか。結局自立できない女性。人生設計なんて無い。一応持っているのは「授かったものは産む」という母性だけ。見ていてつらい。

この長期の番組を、視聴者はどう思ってみているのだろう。所詮、他人のことだから「あれよ、あれよ」の展開のほうが面白い、ということなのでしょうか。テレビ局は、視聴率の取れる家族としてしばらくは離さないだろう。

女性たちよ、自分の人生、自分で描こう!! もっと意志を持て!

※ 「徳之島」に移住と書きましたが、私の記憶違いでした。コメントで指摘してくださる方がいて「奄美大島」だったとわかりました。指摘していただき、ありがとうございました。1月15日加筆修正しました。

方や、波乱万丈

方や、茨城県の「子だくさん」家族は、「協働」を絵に描いたお父さんお母さんが中心にいる。父親母親は自然体だ。悪戦苦闘しながら一所懸命子ども達を育てた。あるがままの子ども達と向き合う。子ども達も個性豊かに育つが、のびのびしているとはいえ、強烈な個性がぶつかり、つねに異常事態。でも、救われるのは両親がお互いを尊重している。

母親は自分の信念をもって子どもを生み、育て上げたのが頼もしい。父親も真剣に子育てに向き合ってきた。出せるだけのエネルギーを出した。それでいて難局をユーモアで切り抜ける明るさがある。長男は結婚して家をでた。母は嫁にも「女性として」毅然と範をたれる。すがすがしい母親だ。

自由に育った子どもだから、当然、自分達の置かれた境遇にストレスが溜まる。兄弟間の衝突は親にも遠慮なく向かう。「ウザイ」「消えろ」なんて日常茶飯事。だけど、これって普通でしょ。

奄美大島の男の子達(高3、高2、高1、中3、中2と続く)のように従順で疑問を持たないほうがおかしい。それとも番組に協力しているのか?

いつの間にか消えた「吉川市の子だくさん」

吉川市に住んでいた(今はどうかわからない)この家族は、放映直後から、いろいろ噂された家族だったらしい。父親を助けてがんばる16歳の長女。家を出た母親の代わりに下の6人の面倒を見る。ここまでだったら美談だ。だけど、翌年、長女は父親のいない出産をする。もうひとり赤ん坊が増えるわけだ。父親は文句も言わず2つの仕事をこなす。カメラはこれも追いかけていた。

このころから地元では、よからぬ噂が出てきていた。5年ほど前のことだ。その後テレビ局はこの家族との契約を打ち切った。あまりの展開にテレビ局としての体面が保てなくなったのか・・・わからないけど、その後、続編は放映されていない。

言いたいことは2つ。視聴率合戦の罪深さ。そして「女性としての意志のなさ」だ。特に、この種の番組で気になるのは「子だくさん家族」のなかで女性が女性として自立しているかどうか、だ。


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「日本の女性は家庭で働くのが喜び」?中山発言に抗議 [男女協働]

中山政務官、血迷ったか

APEC「アジア太平洋経済協力機構」中小企業相会合の関連会議が、10月1日岐阜市で開かれました。この一環である「女性起業家サミット」の昼食会で、こともあろうに担当の経済産業省の政務官・中山義活氏が「日本の女性は、家庭で働くことを喜びとしている。日本の文化だ」と発言した。

同じテーブルにいた人も、一瞬耳を疑った。こりゃーまずい、と思ったに違いない。女性企業家、女性の社会進出を支援する会議で、政府高官がまったく違う趣旨の発言をし、考えを押し付けた形だ。

中山政務官は、日本女性は家庭で働く=文化だと発言し、<ウケ>を取ろうとしたのか、オフィシャルの場で「日本の奥さんは力がある。デパートに行けば、はじめに子供のもの、次に自分のもの、その次がペットのもの、4番目にご主人のものを買う」とも語った。

発言直後から、会場内の女性を中心に大ブーイング。「世界の女性の意識にまったくついていけてない。日本の評価が下がる」と大きな批判になった。

「女性企業家サミット」は、クリントン・アメリカ国務長官の呼びかけではじまり、日米両国政府が主催している。APEC加盟21カ国・地域の女性企業経営者ら300人が参加して論議している。

集会の趣旨そのものを理解してない

中山さんという政治家は、結局、人が集まるところで、面白おかしく演説をして、<ウケ>をねらう低レベルな政治家(圧倒的に多い)なのではないだろうか。地方に行くと、こういう人の話は面白くてウケる。当の女性たちも「あらっ、やだー」といいながら大いにもてはやすのだから、発言した政治家はますますご満悦になるのだ。

しかし、中山さん、政務官だ。まったく重要な役職についた自覚がない。国際会議という「場」にふさわしい話ができる「センス」もなかったのだ。

自民党時代も、女性を持ち上げて、その実、蔑視している御仁が多かったけど、内容としては民主党も変わらない。国際会議に出る前に「意識改革」をしてほしい。

いや、こういうものは「性格」「体質」と関係あるから、根っから「意識」を改革できそうもない。「オレ様政治家」に、不適格な「役割」ははじめから振り当てないほうがいいかも。いつボロをだすかわかりゃーしない。


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