山間の村は紅葉の秋 [地方]
10月8日(木)
議会の視察
6,7日と、議会は視察。長野県と山梨県というコースは昨年と同じ(ような気がする)。
1泊2日という研修のあとは、超忙しくなってしまう。研修の内容は、後程ご報告する機会もあろうかと思います。ので、今日のところは、ひとまず視察先の山梨県北杜市。
山間地で、NPOが運営していた「体験農業」の集落(のひなびた景色)をご紹介します。
海抜1000mのここは、紅葉の真っ盛りでした。
企業ファーム
山間地。過疎の村の棚田は、ご多分に漏れず、人がいなくなり、荒れていました。
こういった山間地域の農地を借りてNPOが管理運営しています。借りているのは6haと広大だ。高低差も相当あります。開墾し、コメや野菜をつくって、都会から体験者を呼びます。今、耕さくしているのはそのうち、4.5ha。
棚田が復活して、企業が社員研修やイベントにやってきます。(株)三菱地所は、年間のイベントが16~19回。秋だけで500人もやってきたという。「空や木、土に親しむ」のだそうです。博報堂(株)は社員研修に、「土と空」を体験させます。
↓ 荒れてしまっていた棚田を修復して、「体験農業」に。
↓ 実が付きすぎ! 真っ赤なトマト
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夕張市の「メロン城」購入代金払えず [地方]
購入代金工面できません
北海道夕張市の(かつての)観光名所、「メロン城」。自治体破綻の原因となったこれら箱物は、民間に売却されたりしていましたが、「メロン城」、観光物産センターを購入した民間会社「夕張酒造」が、購入代金を払えず、9月末に撤退していたそうです。
2年半無償貸与
売却先は公募で決まりましたが、購入した時からずっと今まで2年半、購入代金は工面できず、結局2年半、ずっと無料で貸していたことになります。
「夕張酒造」は、倒産した市の第3セクターの元従業員4人が設立しました。 協定書では、半年以内に購入代金を払うということになっていました。 が、結局1回も払われず、撤退が決まりました。
公金が投入された第3セクター、公設民営などの施設で、賃貸料が入ってこないなどの問題は、起こりがちです。
純粋な民間だと、初期投資から必要になってくるので、協定はきっちり守らないとビジネスとして成り立ちません。しかし、公金が入ったところは、その辺があいまいになってしまうのでしょう。
宮代町でも、TMO事業施設で、キーテナントの撤退、個別テナントの賃料収入が入らないという事態が起こりました。
これは、もちろんTMO事業を担っている株式会社の責任です。 現状でも、費用は経営陣がモロにかぶって、自己資金を出してしのぐという、自転車操業をしているわけです。 聞くところによると、今月で賃料の払えない店舗は閉店となるのだそうです。
が、夕張同様、設立までの行政のかかわり、その後の対処など、民間のビジネスと違う状況を作り出してしまうのは仕方ないのでしょうか。