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「『with you さいたま』は廃止すべき」? [県-地方]

県議会のバックラッシュ

6月埼玉県議会一般質問で、「男女混合名簿は教育現場で悪影響」、「男女共同参画推進センター(with you さいたま)は廃止すべき」と独自見解を述べた議員がいました。上田知事は、さっそく登録の102団体に対して、7月3日~7月27日の間に利用者アンケートを実施しました。

1年間の利用頻度、施設利用の感想などの問1~問11までの集計がこのほど出ました。有効回答は56団体からでした。このアンケートを基に、「with you さいたま」の存続を決めるのに、たくさんの人が異を唱えています。

「男女共同参画推進審議会」では、男女共同参画が(埼玉県においては)徐々に、具体性を失っている危機感を感じるなか、利用者が減っているから廃止しようというのはおかしい、男女共同参画の理念をもっと伝えよう、「with you さいたま」が拠点として見えにくくなっている、などの意見が述べられ、県議会のT議員の発言に賛同する意見は皆無だったといいます。

しかし、審議会委員から「知事の諮問を受けた我々の答申が、県議会で否決される可能性があるのですか」との質問に職員は「ハイ」と答えたということです。

県議会で新しく議決が必要になった17の計画の中に「埼玉県男女共同参画推進プラン」があります。男女共同参画は、依然として推進が急がれているのです。                                  土屋県政時代、男女共同参画は、計画の推進、拠点センターの整備など具体的な姿が見え、女性が行動しやすい環境が整えられました。

しかし、時間の経過とともに、県議会では拠点センターの理念を広めようとするのではなく、廃止への動きを強めようとしています。                            また、「男女混合名簿」は教育現場で悪影響とは、何を指して言っているのでしょうか?!

T議員は、「これまで、同室着替えや混合騎馬戦など子供に羞恥心を抱かせるような事例があり、男女の区別を踏まえた対応が求めらる...」と発言していますが、実状は体育着を下に着ている場合の着替えだったわけです。                                             混合騎馬戦は、何が問題なのか論拠がない感情論だったりするのかもしれません。

バックラッシュは、予想されます。                                  しかし、せっかく進んだ「ジェンダーフリー」への理解、新たなプランの推進に「ジェンダーフリー」への正確な理解者を広げることが、今大切なことかと思われます。

宮代町では、「男女混合名簿」です。ごく自然なことだと思います。


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