被災地の雨 [災害]

6月29日(水)

被災地の大雨が心配

関東地方は,今朝も曇り空。いつ降り出してもおかしくない。しかし、雨の量は、山沿いのダムを満たす量には遠く、まだ水系の県、自治体の水不足の懸念が晴れないらしい。

でも、梅雨らしい、過ごしやすい、予想しやすい雨には違いない。関東には天の恵みだ。

しかし、九州地方はどうでしょう。地震で被害を負った地域には、これでもか、と思うほど次々に危険にさらされる。もう、地盤が緩くなってしまっているのだ。大雨の予報のたびに心配が重なる。梅雨前線、どうか、九州から離れてくれ。

避難した人たちの薬

東日本大震災の時の教訓から、普及した「お薬手帳」の有効性が、今回あらためて確認されているという。

薬を常用している人たちにとって、必要な薬がわからない、手に入らないというのは、命にかかわることです。特に今は複数の医療機関を受診する患者が多く、高齢になればなるほどその傾向にあります。

熊本県では、薬を多く常用していた人が常用薬もお薬手帳も持たないで避難することもありました。「いつもの薬を飲まなくてはならないのに」ただ、白い薬がいくつ、黄色い薬がいくつ、ピンク色の薬が、、と記憶だけ。

ただ、単に薬といっても、その内容や量は個人によって全く違います。ひとりの人には効き目があっても、他の人には血圧を下げてしまう、ふらついてしまうなど、微妙なのが薬です。

「お薬手帳」は、いわば、処方の履歴というより、そのひとの体調と薬との微妙な相性の履歴なのです。

お薬手帳が一般に(急速に)普及して、2,3年くらいですが、今ではなくてなならない個人の体を知っているきわめて高い医療ツールであり、個人情報です。

いつも、携帯しているよう、ご家族が見守ってあげたいです。

守秘義務まもって

ところで、気になることがあります。今や、医療は一つの医療機関、ひとりの先生に頼る時代ではありません。他業種連携、地域連携などで、みんなでみんなの健康を守る、在宅医療に備える時代といってもいいです。歯医者さん、薬剤師、新聞配達、民生委員さん、宅配便、コンビニ,etc etc。みんなで一人の人まもろうという趣旨です。

それはその通りで、大いに賛同するのですが・・。

最近気になることがあります。よく聞く話です。ある調剤薬局のスタッフ、おせっかいや親切はいいのですが、立ち入りすぎるきらいはないか。

どこの病院で出した、どういった内容の処方箋か・・、大事な個人情報が一目でわかるのが調剤薬局のスタッフなんです。どうか、ビジネスに徹してください。余計なおしゃべりはしないでください。

一番に求められるのは、守秘義務のはず。医療や薬に関する個人情報は、トップシークレット中のシークレット。中には絶対に知られたくない人だっています。知人も困っていました。患者に聞かれたこと意外、余計なおしゃべりはしなくていいんではないですか?

親切、思いやりと、余計なおしゃべりは、「紙一重」。十分な配慮があっての上で、できるのが親切。


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