コミュニティー協議会で考えること [市民活動]

5月8日(日)

H28年度コミュ協総会

5月7日土曜日午前10時から、28年度の「宮代町コミュニティー協議会」の総会が開かれ、議員は来賓という立場で参加しました。

昨日の段階で、151団体ということで、出席は151団体中83団体が参加(うち、自治会78、その他の文化、地域、スポーツなどの団体73といったところでしょうか)

大所帯を束ねる方々のご苦労をお察しし、継続してくださる力に敬意を表します。

行政のサポートから離れて

宮代町は、「公共改革2005」の策定・推進に沿って、公共がかかわってきたコミュニティ活動から行政職員が距離を置き、やがていっさいのサポートがなくなっています。まったく職員のかかわりがなくなったのは、進修館の運営が指定管理者に任せられるようになったH27年からで、活動の準備、資料作りから作製作業まで慣れない作業を手弁当でガンバていらっしゃいます。

昨年は、指定管理に移って直後の総会。まず、そうかいの準備。手弁当での報告書類、計画策定、予算決算など大変さがしのばれる総会になったことを覚えています。

その後、1年間を経ての総会です。一連の活動、そのための広報、運営など精力的にこなしていいらした理事、役員、その他大勢の団体関係者のご努力があっての1年とお見受けしました。

が、団体員構成上、メンバーのほとんどが高齢化していることは否めず、若い団体、若い地域などが加入していない現状は、1年ごとに役員、理事、関係団体が高齢化の階段を上っていることになるような気がします。

役場内の、関係する課は、必要なところで、時間的、物理的、精神的なサポートを、必要に応じてしていかなければならない、そう思いました。

その目的

宮代町コミュニティー協議会会則・第2条に、「目的」があり、

【協議会は、「自治と連帯」の新しい時代にふさわしいコミュニティづくりを町民運動として全町的かつ総合的に展開することにより、町民の幸せをめざし、心の触れ合う活力のある住みよい地域社会を建設することを目的とする。】

そのために、〇住民の連携を深める活動、〇健康な心身をつくるための活動、〇美しく豊かなまちづくりに関する活動、〇コミュニティ意識の啓発活動、〇コミュニティづくり推進のための調査・研究 〇コミュニティづくりに関する指導者の育成及び確保 〇構成団体相互のつながりに関すること、〇その他コミュニティ活動の推進に関すること、といった内容の事業を行っていく、わけです。

とはいえ、こういった活動で、町民が直接関係したり、参加したりの意識は薄く、近ごろますます薄くなり、負担が多い割には認知されていないことも多いと思われます。

町民まつりや、清掃活動、あいさつ運動が、まさにこれに関する事業なのですが、町民の多くは、(誰がやっているの?あれ)といった程度の感想でしょうし、さらに、それに参加しようと自主的に思う人も少ないと思われます。

クリーン宮代

清掃活動の、最たるものが毎年5月末に、全町一斉に行われる「クリーン宮代」です。今年も5月24日(日)午前8時から地域の人々が家の周りの清掃活動に参加する、というもの。

しかし、だんだん、これも参加者が少なくなってきているように思います。さくじつの「コミュ協」総会資料を見ると、参加者1463人。今、宮代町の世帯数は増え続けて14000世帯以上になっていますから、単純に計算すると、10軒に1軒という参加率。(職員は全員参加? だとしたら一般町民の参加率はさらに下がる)

こう考えると、やっぱり少ないなー、と思います。出てくる人は毎年しっかり参加し、出てこない人は、毎年[知らんぷり]を決め込んでいるんだろうなー、と思います。

もちろん、年々家庭事情が変化し、単身家庭、高齢者だけ家庭が増えて、参加したくても体が自由にならない、というご家庭も増えているし、これからもっと増えるだろうと思われます。

昨年の総会もそうでしたが、いろいろな課題を突き付けられながら、関係者の方々に感謝の「総会」になりました。


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