その他 [日常]

4月9日(土)

高齢ネコ

捨て猫を拾ってきては育ててきました。昨年20歳の猫が最後の時をむかえ、今、我が家には2001年初めの大雪の時に拾った、白猫だけが暮らしている。

17歳以上(人間で言ったら80歳?)になるのは確かだが、詳細はわからない。わき腹が化膿して穴が開くような大けがをして、その傷がいえるまで、軒下か何かでじっとしていたらしい。相当痩せていた。

猫のサバイバル本能はすごくて、我が家の猫になって動物病院の治療を受けると、みるみる元気になっていった。

猫.jpg

その猫も、老齢に達しているらしい。手のかからないネコで、定位置で寝ている時間が多くなりましたが、特に不調を訴えるでもなく、やっと敵(猫というのは、なかなか仲よくなれないらしく、同居猫どうし、目があえばいがいがみ合っていた)がいなくなった境遇に表情も穏やかに変わってきた。

猫どうしのテリトリー争いや、人間の愛情をどう自分に向けるかに汲々としてきた厳しさが消えて、ただただ人間大好きの居眠り猫になってしまった。

(お前と私で)どっちが先に逝ってしまうかわからないけど、まァ、しばらくはご機嫌に暮らしてください。


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世界で一番貧しい大統領 [雑考]

4月9日(土)

世界で一番貧しい大統領

「世界で一番貧しい」と言われた、南米ウルグアイの元大統領が来日した。昨年春まで大統領だった。大統領だったころから有名で、世界中から尊敬され、愛されていた大統領だ。ホセ・ムヒカ氏です。

80歳というご高齢になったが、公務がなくなった自由の身で、隣りの叔父さんのようなラフな格好で飛行機から降りた。テレビに映っていた、近所の叔母さんという格好の、同じくラフなご婦人は、多分(よくわからないけど)奥様?

本当に贅沢をしない人だけど、「私は貧乏だと思っていない」と、ずーっと言っていた。「貧しい人とは、ぜいたくな暮らしを際限なく求め、欲の奴隷となって働き続ける人。「豊かな人は自由な人だ。質素でつましい暮らしをして自分のしたいことをする。自由こそ豊かだ」と。

新聞記事で、ムヒカさんの「自由」の意味を知った。(東京新聞から)

「自由。この人が語るこの言葉には特別な重みがある。彼は反政府勢力の幹部として捕らえられ、十数年も獄中で過ごした。地面に穴を掘った独房に入れられ、1年以上も体を洗えなかったこともあるという。

それは狂気と闘う日々だったという。ムヒカさんは口に石を含み、叫びだす衝動を抑えた。穴に入り込んで来るカエルやネズミとパンくずを分け合い、彼らを友にして孤独を癒した。(孤独には、絶望しかうまれない・・・)

そんな極限の生活を体験したからこそ、地球の資源を食い尽くすような大量生産、大量消費の虚構が見えたのだろう。--引用ここまでーー

恐怖や孤独は、人間をダメにしたり、弱くしたりもする。それを和らげたり、癒すことを習得できた人こそ、自分にとって何が一番大事なものか、わかるんだろうな。

南米からの長旅、よくぞ来てくださった。


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