ネットに奪われる子どもたちをどう取り戻すか [教育]

2月28日(日)

電子メディアの中毒性

先日,ある方から電話をいただく。「子どもたちがスマホや電子メディアに依存しているのを、本当に危惧きている」とおっしゃっていた。私も、そう思う。いったいどうなるんだろう。情操教育とは全く別の世界が進行しているのではないだろうか、と。

たしかに、授業を受けたり、家庭などで予習や復習をやるより、ずっとずっとパソコンやスマホのゲームの方が面白そうだ。外で、汗をかいて思い切り体を使って遊ぶことよりもゲームの方が面白そうだ。

「ねぇ、ねぇ、いいでしょ」とせがまれると、親は2歳の子どもにスマホの画面を見せ、スマホに子守をさせて、自分の時間をつくったりできる。

ゲームのほとんどは「殺し合い」

ゲームの内容は、ほとんど戦争もの、殺し合いもの、です。そりゃーそのほうが迫力あるし、相手を倒したときの達成感は相当大きい。現実の世界が、何もなくつまらないことばかりだから、反比例するように、過激さは増すばかりなのでしょう。

で、こういったものは中毒性があり、(はやく続きをやりたい)(もっと過激なものが出れば購入したい)となってくる。

今のところは、ほとんどの親や地域の人たちは、「今の子はITに強いな」とか「操作がすごいよ、たいしたもんだ」くらいにしか思わない。私も、実は自分のIT音痴と比べて「すごいな」と思ってしまっている一人なのですが・・。

速めに手を打つ必要はある

国全体が,IT推奨の勢いの中にある。しかし、弊害は必ずある。そういったことに早め早めに気づいて行かなければならないのではなかろうか。

28年度予算審議の中の教育分野でも、ふれてみよう。一番「想像力」が膨らむ子供時代だ。電子メディア、スマホにのめりこんでしまっていいのか。IT機器をどう取り入れ、どう抑制をかけるか、早めの≪課題抽出≫が必要な気がする。


nice!(1)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。