軽減税率に加工品 [国会]

12月14日(月)

1兆円の税収減

自民党は、公明党の主張を取り入れ、食品の加工品まで軽減税率を導入するようだ。確かに、高齢者の方々など、食材を買って料理をするというより、惣菜やカップラーメンなど、調理をしないですぐ食べられるものを購入する傾向は強い。

高齢者や低所得者に配慮する公明党の主張はわかる。だけど、また選挙に行く年代を意識して軽減税率の幅を広げたのではと、かんぐってしまう。(売り場の現場はけっこう大変なんじゃないか。)

消費税の増はもちろん困ります。だけど、年1兆円にも上る税収減の見通しが立たないまま、来年の参議院選のことばかり考えた決め方に、(これでいいのか)との思いはある。うっかりしていると、次なる負担増がやってくるのではないかという心配です。

軽減税率導入を検討する中で、政府・与党が確保した財源は、医療・介護などの自己負担額を設ける低所得者対策「総合合算制度」の導入を先送りして得る4000億円のみだった。

今回の軽減例立案で、1兆円の財源確保という事態になって、さて、どうする? 

たとえば、たばこ1本で3円引き上げる案とか出ているといいます。健康上悪くはないように感じますが、そう簡単にいかない。1本3円の値上げは喫煙者にはけっこうな負担増。たばこの購入量は相当減るでしょう。

そうすると、葉タバコ生産農家を直撃する。これはこれで、選挙にいい影響が出ない。

さて、さて、悩ましい。消費税が5%から8%に上がった時に味わった(お財布の目減り感)は、けっこう厳しかった。3780円のものを買ってもレジでは、4000円を超えてしまう。

だけど、小刻みにあげていく税も、解決策を生み出していくとは思えない・・し。


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