ボランティア活動に感謝状 [まちづくり]

10月22日(木)

町制施行60周年記念企画

宮代町は、町制60周年。この60年の町の歩みの中でまちづくり(地域づくり)に貢献した個人、団体に感謝状を贈ることにした、と一昨日の全員協議会で報告がありました。

感謝状を贈る対象者

対象者は町内在住、在勤、在学の貴人、団体。対象となる活動は、住みよいまちづくりのための活動。町民の模範となる活動。町への多額の寄付をした人、団体。

たとえば、〇地域社会などへの奉仕活動、〇利害を顧みない親切な活動、〇地域への環境美化などの活動、〇郷土の自然、史跡の保全や郷土芸能、伝統行事の伝承活動、〇地域防犯、防災などの安全活動、〇生涯学習、スポーツ、レクリエーションの普及および指導活動、〇子育て、食生活改善、福祉などの活動//etc と例が挙げられている。

読み進めていくだけで、いかにも行政っぽいチョイス基準。(やっぱりね・・) 選ばれて表彰される人や団体が、もう浮かぶ。

 どういう風に選ばれるのか。行政が目指すものに合致した人が優先されるということは当然ある。

私は質問した。「派手な活動でわかりやすいのはいい。だけど、地味で目立たないけど、無くてはならない活動もある。そういう人にも光が当たるべき」と。

総務課長は「そこが悩ましい。できるだけそうしたいが、とりあえず各課に対象となる人(団体)をあげてもらって・・」という。

各課が挙げるのは、各課が頼りにする、町の計画に沿った人になるのはあたりまえ。

対象としない活動

対象としない活動として、△職務として行っている活動、△行政委員などの公職にある方の活動、△公募制補助金をもらっている活動、というのが記載されていた。(これがのぞかれているのは、少し救いカナ) 補助金活動というのは、いかにも行政をヘルプする活動だから。

感謝状の授与実施期間は、12月上旬くらいを予定。

まわりの少数の人しか知らないけど、長きにわたって地味な奉仕活動、(縁の下の力持ち)作業をやっている人は、もともと人に認められることを目指していない。だから感謝状も要らないでしょう。

だけど、こういう時こそ、そういう人のことを知るべきではないですか。

冬の寒い早朝、会報を配りに出かける私が見かけたのは、神社の境内を毎朝掃き清める高齢の女性だった。ほかにも〝縁の下の力持ち”を何人か知っている。目立たないけど頭が下がる活動の人を。推薦するのは、かえってご迷惑になるのだろうから、余計なことはしない。だけど、華々しい感謝状の陰で、必ずこういう人はいる。


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