高齢者の筋肉強化 [高齢化社会]
9月24日(木)
連日、高齢化社会のことで、大変恐縮ですが、今日もソレです。
安倍総理は、「介護離職」を減らし、労働力の向上を目指すため、「特別養護老人ホーム」を増やすことを決めたというニュース。増やすということは、予算を増やし、財政支援をするということ。これによりどこにも頼れず、子どもが仕事を辞めて介護するしかないという家族が減れば、いいことです。ところで、
高齢者の筋肉強化
高齢者が介護状態に陥るのを避ける(できるだけ遅くする)には、筋肉強化が大事、という認識は世の中に広がっています。できるだけ運動、とみな言います。でも、それだけではダメ。筋肉をつくる栄養が体に無ければかえって有害になるという話です。
筋肉強化に、ビタミンDやたんぱく質などを十分にとることが必要です。
山田実筑波大准教授による「フレイユ」「サルペコア」…
「フレイル」は、従来「虚弱」と訳されてきたfrailty」の新たな訳で、認知機能の低下や精神面や社会的問題も含むという概念です。
一方、「サクペニア」は、加齢に伴う筋肉量と筋力の低下を示します。いずれも高齢期の介護予防に筋肉が大事だと老年医学の専門家が口をそろえる。
これまで、栄養は、運動に比べ軽視されがちでした。しかし、栄養が足りない状態で運動すると、不足した栄養分を自分の体から補うことになり、筋肉や脂肪の分解が進んで逆効果になります。
リハビリの効果
リハビリ中の高齢者は、栄養を取ることにより効果が出てくるといいます。肺がんの手術後、飲み込みが難しく、日常生活に戻れるか心配されていた人がb、1日の摂取カロリーを1500㎉を2000㎉に増やしたところ、体重がまし、リハビリ効果が上がり、一人で外出できるまでになった、という報告も。
寝たきり予防には、栄養、運動、精神面、のバランスが大切です。(東京新聞、参考)