なんとなく受け入れ?マイナンバー [国策]
8月19日(水)
マイナンバー、前例ない作業
10月5日から、国民全部に12ケタの個人番号が発送されます。もう秒読みに入った感じです。実際に発送する作業は、市町村から委託を受けた「地方公共団体情報システム機構」がやりますし、配達は郵便局です。
だから、自治体だけが緊張の中にあるわけでもなく、忙しいわけでもない。しかし、単なる業務ではなく個人情報という重要なものを扱う仕組みに突入する主体は、国および固有の個人情報にかかわる地方自治体ですから、役所、担当課はドキドキしているかもしれません。
通知は10月5日から発送が始まります。世帯主あてに発送されるものなので、全国5400世帯分が一斉に発送されます。
年賀状などは、1世帯に100通も配達されるのだから、何ともない作業だろうと思うのは、間違いです。年賀状はただ配達すればいいというもの(あろうことか、配達に飽きた配達員が山林に捨ててもわからなかったということもありました)ですが、重要書類である個人番号は、配達確認が絶対必要な書類です。
受け取り拒否だったり、説明が届いてなかったり、住所が違っていたり、といっぺんで済む作業でないことは今からわかっている。
2%くらいの未着が出、その対応が予想されるわけです。たとえば、宮代町の場合、現在14,150世帯くらい。この2%ほどで未着が生じ、戻ってくると、これは「・・機構」の仕事ではなく、自治体の作業となる。
14,150世帯の2%、283世帯分のやり直し作業は面倒になるでしょう。
もっと神経を使うのは、DVなどで姿を隠している人の対応。元の住所であるところに届く個人番号。これは絶対に世帯主に現住所を知られないで、今いるところに届けられなくてはならない。
姿を隠している人の、事前申し出は、8月24日から9月25日までに受け付けるという。ここでの作業は、念には念を入れて、慎重になされなければならない。
それにしても、マイナンバー制度、一体だれのために有益なの?