エアコン設置の請願署名 [議会]

8月7日(金)

「どうしたらいいでしょうか?」

昨晩、久しぶりにある支援者の方から電話。「今日、エアコン設置の請願を出すための署名っていうのが来たんです。加納さんはどう思っているのか、聞かせてほしい」と。

この署名活動については2週間ほど前に、別の方からも「加納さんはどっちなんだい」「加納さんの会派の議員も,K党さんの署名用紙で集めているから同じでいいんかな」と電話で聞かれました。

まったく悩ましい問題です。

エアコン設置予算は、3月議会の27年度当初予算で否決されました。(も、同然だと解釈できる。反対の多くの議員がエアコン設置の財源について触れていたから) 

当初予算は否決されたのです。このことは重く受け止めてほしいのですが・・・。

続いて、6月議会では(当初予算というたくさんの予算と切り離して)、改めて補正予算で提案された。私は、否決されたらすぐ他の方法で(間髪を入れず)提案してくるのは、教育の構想や、町長の政治哲学とははるかに隔たった、単なるテクニックだけの問題になってしまった、と反対討論した。

ここでも否決されたのだから、少なくともH28年度予算までは、ゆっくり研究される課題だと思っていました。

でも、ナントまた9月議会で出てくるようです。今度は多くの町民の署名を添えた請願として。

しかも、連日記録を更新するような猛暑。「この暑さなら通るだろう」というのでしょうか。

署名集めに回る議員の中には「来年2月の選挙」の選挙対策も無いわけではない、と人は言う。(おそらく、ですが、今回ダメなら12月議会で別の方法で出すのでは、と思っています)

たしかに相当数の署名は説得力があります。

私は、正直困りました。反対することによるイメージダウン?(そっか、それかぁ、困っているのは)「加納さんて非常な、子どもの人権を無視した議員なんだね」「こんなひどい議員の言うことなんかもう聞かない。読まない」という声が多くなる。う~ン、ダメージはそりゃーあるなぁ・・・。

当初予算、6月補正に反対した多くの議員が、「やむを得ない」と、今回は「賛成します」となるのか!?

私は、昨晩の電話に言いました。「判断は個人の見解で。じっくり考えてやったらいいと思います。私に関係なく。確かにここのところの猛暑にはへとへとですもんね。わかるわかる。でも、耐えられない暑さになったのは夏休みに入ってからです、たしか」と。

「暑さや環境に対応できる体をつくるのも子供時代の、大事な要素」「かといって、精神論なんて古いモンを押し付ける気持ちは毛頭ありません」「エアコンそのものがダメといっていない」

その方は、「確かに、きついのは年間で10日間くらいですよね」といい、「自分で考えてみます」と電話を切りました。

自分の考えを示し、(たとえ、自分と違った意見でも)決まったら、それに従うのが民主主義です。

今回の請願の賛否は、相当な覚悟が要りそうです。私も、覚悟を決めて議会に臨みます。


nice!(1)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。