鮫川村村長選挙せまる [放射能]

8月4日(火)

あの鮫川村の村長選挙

昨日は、つくば市発の住民投票のことでしたが、今日は、鮫川村発の問題をうったえます。

4月15日のブログで、鮫川村に作られた、放射能に高濃度汚染された指定廃棄物の焼却炉の問題をお伝えしました。この焼却炉が民地でありながら、契約を結ばずに使われていること、この焼却炉(実証炉)が稼働後10日で爆破事故を起こしたことなどのついてです。その裁判の結審が近づいているとお伝えしましたが、まだ引きずっているとのことです。

村長を告訴

先月・7月9日に、大楽勝弘村長に不動産侵略罪で告訴状が出、当該地の棚倉警察署によって正式受理されました。

これをうけて、鮫川・汚染問題を考える会、鮫川村焼却炉問題連絡会、放射性物質拡散阻止!3・26政府交渉ネットなどの団体が、村長に所見を発表する記者会見を開いてほしいと要求しましたが、これには答えないまま、村長選挙に打って出ようとしています。

(国の下してきた)地方自治体の公共事業。この実施に当たり、私有地を賃借するにも契約なしに造成物をつくり、賃貸料も払わない、自治体として重大な過失です。

この村長は「土地を管理する和牛組合と同意がなっている」という、いわば団体と自治体の長の暗黙の同意。「福島民報」の記事では、村への情報公開請求で、契約文書は不存在、賃料を払うことなく占有状態のままということがわかりました。

刑事告訴が受理された事態です。この局面を受けて村長は、村民の土地を侵奪したという容疑について説明をするべきです。記者会見を開いてほしいという要求にこたえるべきです。

しかし、選挙(の告示日)が目前に迫っている中、いっさいこの問題に口をつぐんで選挙をするつもりなんでしょう。

国の申し出なら、なんでもかなえる、という地方の村の閉鎖性に、村民は「NO!」「no more大楽村長」を突きつけることができるでしょうか。

選挙前の微妙な時期には、マスコミも取り上げてくれません。

つくば市の住民投票のように反対が勝てば、連日紙面を飾ってくれるのが世の常。 8月23日投開票。かの地では(熱い旧盆)となっているのか、それとも水面下で着々、なのか。気になります。


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