身代(このしろ)池の生物たち [環境]

7月21日(火)

貴重な生き物の宝庫

早朝5時半に会報配布に出かける。この時間でも暑さは始まっていて、もうどうしようもない。帰り道(7時半ごろ)、知人に出会う。「身代神社の裏の池だけど、あまり整備しちゃ、ダメだよ」とおっしゃる。

「あそこは自然の宝庫なんだ。絶滅危惧種のトンボもいる。自然のままだったから生き残っているんですよ。水辺を整備した時も貴重な生き物がいなくなった。加納さんが会報に書いているように、身代池のアシを根から刈ってしまうと、いま生息を確認している〇〇トンボもいなくなっちゃう。あの池は生き物の宝庫なんですよ」と。

そうだったんですね。知らなかった・・・。何人もの人が「葦の勢いで蓮がダメになってしまう。何とかして」「散歩のたびにハスを見るのが楽しみだ」とおっしゃるから、何とかしなければ、と思って担当課にも伝えました。

自然環境というのは、本当にバランスが難しい。人間に気持ちいい空間を与えてくれる=昆虫や動物の住処をなくしている、ということがままあるのはわかっていましたが・・・。

担当の都市計画室には、何回も足を運びました。水が少なくなる冬場に葦を根から刈りこんで蓮の居心地をよくしてもらうようには頼んであります。

さて、トンボなど希少生物については、環境室が所管です。こちらには「そっとしといて、希少生物の環境を守ってください」というのも無理難題。

今日のところは、葦刈りをするとき全面を刈らないで、希少生物のためにある程度手を入れないでそっとしておく所も必要、などと要望を届けてきました。

冬場の葦刈りまで、時間が少しあります。この件についてもっと考えたいと思いました。

環境を守るって難しい。「キジの住む宮代町は素晴らしい」と転入してきた人が行ってくださるとうれしい。でも、これもバランス。農家の人にとって、庭先や畑にまで足をのばすキジの家族は、たびたび迷惑な侵入ものになる。実を食べたり、まいた種をほじくられたり、もあるそうな・・・。


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