高速道路計画と強制執行 [地域発]

7月15日(水)

あるみかん園の抵抗

「東九州高速道路」計画で、最後まで反対していたみかん園で、行政代執行が行われたと報じるテレビ。画面ではこの持ち主のみかん山に重機が入り、根こそぎみかんの木がなぎ倒される様子が映し出される。もう小さな密柑の実がいっぱいなっていた。

この道路は北九州市と宮崎をむすぶ九州を縦に結ぶ道路です。計画が出てから長い時間が費やされてきたことでしょう。最初に着工されたところと、最後まで残ったところと、思いは天と地ほどの違いがある。

みかん農家の営むみかん山を真っ二つに割って、高速道路が走る計画です。ミカン山のふもとまで南北に道路が迫っている。上空から見ると、このみかん山のど真ん中を道路が通れば完成という、全体図直前のところまで来ているのがわかる。

みかん農家にとっては、このみかん山は、農家の歴史そのものであり、高速道で真っ二つに分かれてしまったら、残っている土地も少ない。69歳という農家の主は、事実上みかん作りをやめなければならない。

日当たりのいい山で、鈴なりになった蜜柑の実の映像。見ていてつらい画面でした。だからといって、こういう地域発のニュースは取り上げなければならない。日本の国土を縦横に走る高速道、賛成だけの中で工事が進むとは限らない。そういった現場の姿は、みんなが目にしなければならない。

国会でも強制採決

国会でも、衆議院特別委員会で「安保関連法案」が、今日強制採決される予定だ。国のありようが変わるほどの法案が決められようとするのに、国民のほとんどが十分かみくだけてないし、納得できていない。国民との間に大きなかい離があるままの突入。

多勢に無勢。強い勢力に押し切られるのか。

梅雨明けとほぼ同時に視点の7月号=228号の配布を始めています。朝5時に家を出ようが、すでに空はピーカンの青空。昨日は館林市で39.3℃だったとか。

朝早くと、夕方は5時からの配布作業。[あせあせ(飛び散る汗)][ダッシュ(走り出すさま)][たらーっ(汗)]


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