アメリカで2210万人分の個人情報流出 [マイナンバー制度]

7月13日(月)

昨日の「お茶のみ懇談会」の参加者は2人(私を入れて3人)! [バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)] 11時半に早終いしました。「気楽な懇談会を開いて」の声に後押しされて始めたんですが、ちょっと厳しい。それでも(気楽な)をコンセプトに、続けていきます。次回は少し間をあけて10月に実施します。

米政府にサイバー攻撃

7月10日東京新聞夕刊記事です。

「アメリカ政府は、職員情報を管理するシステムが中国とみられる対象からサイバー攻撃を受けた問題で流出は2210万人分と発表しました。人口の7%に達します。

この問題は、アメリカ政府の職員情報を一元的に管理するシステムが去年、サイバー攻撃を受けたもので、人事管理局は4月に政府で働いたことのある420万人分の個人情報が流出したと発表しています。

流出した情報には、事実上の国民識別番号といえる「社会保障番号」や資産状況なども含まれていて、政府機関からの情報流出としては質、量ともに過去最大です。

中国によるものとみられるサイバー攻撃をめぐっては、先月開かれた米中の戦略・経済対話でも大きな焦点となっていて、今回の一件が米中関係に悪影響を与える可能性があります。」

日本のマイナンバー制度と同じ構造です。サイバー攻撃に合うとあっという間に大量の個人情報が出てしまうという事例の最新のものです。

この記事に、「番号要らないネット」にはさっそくいくつかの意見が出てきています。

ーー中略ーー 近未来の日本のような気がします。マイナンバーと同じ構造のアメリカ社会保障番号も漏れだしてしまったようです。これは「日本の現在=現在の世界」ですね。※ついでに言うと、アメリカのSNSのナンバーは日本よりもはるかに「見えてる番号」、バラバラなシステム。

で、この《根っこ》のところに気付いたのは、数年前の夏、「反住基ネット」連絡会が他のいくつかの市民団体と使っていたサーバーが数か月にわたって連日「無差別攻撃」を受けた時でした。

この時、世界中のあらゆるサーバーが(「中学生なみの」とても低レベルの)攻撃を受けていました。その大多数は無事でした。なのでほとんど報道されなかったので、多くの人は当時こうした「無差別攻撃」があったことに気付かなかったはずです。

だけど、その時(勉強した)≪無数の、世界中の中学生≫たちが、経験を積んで(活躍)しているということです。

当時の「中学生レベルの攻撃」で、攻撃の足場にされていたサーバーをちょっと調べたのですが、連絡会のサーバーにちょっかいを出したサーバーは世界中にありました。

目立ったのは、東ヨーロッパと東南アジアです。当時ささやかれていた「北朝鮮と中国」は少数のサーバーだったと記憶しています。当然のことですが、「中学生」たちは当時も今も、世界中に居ます。地理的な例外はありません。

オープンで分散された世界

ICTの基礎技術は、「オープンで分散された世界」という技術思想のもとで開発されてきました。だから近未来の社会構造もまた「オープンで分散されたネットワーク」の利用を前提としたものです。

情報を「だれかが抱え込み、共有しない」という考え方がネットワークに持ち込まれたのは最近のことです。

数年前より、飛躍的な速さで、「中学生なみ」の腕前を持った人が世界中に増えています。事故は「すご腕」にやられて生じるとは限らない。


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