田んぼの学校 [教育]

5月21日(木)

田んぼの学校

午前10時、須賀中学校で開かれている教育委員会月例会を傍聴に家を出る。途中須賀下の県道わきで、大勢の子どもたちが田植えをやっている最中。「ああ、田んぼの学校か・・」

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4年生かな。NPO「水と緑のネットワーク」の方たちや、担任の先生も一緒に田んぼの中です。地下足袋のようなものを履いていたけど、あれは何?

「ずっと水の中で疲れない?」って聞いたら、「つかれないよー」と声をそろえてこたえていました。

地元の小学生は、こうやって体験できるけど、都心からバスでやってきていた子供たちは、今年はどうなるのか。


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地方消滅を恐れる前に [学習会]

5月20日(水)

地方消滅を恐れる前にやることがある

本日午後、「日経グローカルセミナー」で、片山善博(前)総務大臣・慶応大学教授の講演を聴きました。私は、購読料が高い「日経グローカル」の契約はしていません。定期購読している友人が申し込んでいたがいけなくなったので、私が行けた、ということですが・・。

片山氏の著作「自治体自立塾」は明日発売されます。今日のセミナーの会場で売っていました。講演が始まる前に、さっそく1冊購入しました。

表紙についた赤い帯に〝地方消滅を恐れる前にやるべきことがある” 。このフレーズにそそられました。(ほー、面白そう) なにしろ、 地方消滅、地方消滅と、この言葉だけが踊り、なにかというと、「宮代町が消滅する自治体にあげられたぞ~」と話題にする。少々うんざりだった。

「自治体自立塾」は、これまで、片山氏が日経グローカルに寄稿したものの集大成ということです。

「地方消滅」を書いた前総務大臣・増田寛也氏と、明日発売の「地方消滅を恐れる前にやるべきことがある」を副題にした「自治体自立塾」を書いた片山善博氏は、じつは(お仲間)。オツな取り合わせではないか。

本のご紹介は、読み終わった時点でする(かもしれません)が、今日のところは、講演のことを少々お伝えしたいです。

「議会の自立、首長の自立」

講演のタイトルです。

〇議会の自立とミッション・・・誰のために何の目的で仕事をするか→市民のためしかない。

議会の役割と責任

●何より大事なのは、議会は決定機関だということ。質問するところ、陳情するところと間違えていないか。(これには心から共感します)自治体の方向性のかじを取る最高議決機関だと常に意識しなければなりません。

●たとえば、予算。財政のバランス確保と財政破たん防止。財源構成に無理があると思うなら専門家を参考人として呼ぶこともできる。 ●予算案の吟味と必要な修正・・・執行提出予算が承認できないとき、固定資産税のレイト(率)を変えて財源をつくることを提案するとか。(承認にはかなりの研究と提言が必要だということか。)

●議会改革は有効か・・・議会基本条例で議会は変わったか。つくっただけということではないか。

自律した議会のあり方

●フェアーで住民から信頼される存在にならなければならない。おそらくほとんどの住民は信頼していない。●根回しや談合であらかじめ決めない。個人プレーでなく、チームプレーで。(これは会派プレーで、ということではない)情が移ったり、手心が加わったりではまずい。 ●執行部と市民は対等に。ともすれば執行提案を重んじて、それが市民感覚とずれていることに無頓着。●議員は法令と自己の良心に、常に基づき判断。

住民・当事者をどうやって参画させるか、です。public hearing、請願人の説明、参考人質疑、つまり、〈決める前に聞く〉

議会の一般質問に力を注ぐ人がいるが、議案の審議・決定を中心に。(そう、そう、そう思う) 何かを執行にしてもらう時一般質問にしてもダメ。立法機関である議会なのだから、議案にして出すことだ。そこで審議して決定してしまうことが重要で効果的だ。年4場所(相撲だって年6場所ある、だって)を議案提出に使え。

議会事務局と議会図書室の充実

これは、いつも私が要望していることです。人数が少ないと、せっかくの事務局体制を雑用係に使っていることが多い。法的あるいは知的拠点として充実させることが重要だ、と。これは、片山氏だけではない。法政大学の広瀬先生、中央学院大学の教授で(前)消費者庁長官(元)我孫子市長の福嶋氏も、言っていたことです。

講演を聞いていて

 兵庫県の県議が、政務調査費を使い込み、挙句の果て会見で号泣したり、都議会では低レベルのヤジがあったり、議会への評価は下がるばかり。また、このたびの統一地方選では無投票のところも多かった。

議会は何をしているの? そう思う住民はいっぱい。講演を聴いていて、片山氏は、議員、議会というものが嫌いなんじゃないか、よほど評価していない、と思ってしまった。それほど、手厳しい。

講演で訴えたからといって、急に変わるわけないけど、地方自治体は自立して、力をつけなければならない。それには議員、あなた方が力をつけなければダメなんですよ、そういわれていた。

1時間半を過ぎるお話を聞いた後の質疑応答。

「無投票のところがある、議員のなり手がいない、というのは歳費で食べていけないから」と、あいも変わらない質問が、四国の方の県議から出た。(笑わせないでよ、今、聞いたでしょ。県議の報酬でやっていけないとは。年4場所しかないのに。よほど選挙にお金がかかるとお見受けする)

有意義な時間でした。会場も大手町で降りてすぐ上のKDDビル22階、迷わず早めに到着できました。


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お薬手帳 [医療]

5月19日(火)

お薬手帳の認知度

お薬手帳の認知度は飛躍的に上がっているようです。3、4年ほど前、議会の質疑で「町はお薬手帳を持つことを勧めていますか」との質問に、担当は「強いてやっていない」と答えたのを記憶しています。

 が、行政が指導、誘導しなくても、薬局では速いスピードで、お薬手帳を広めていました。医者に掛かり、処方箋をもらった人は、必ず薬局で「お薬手帳お持ちですか」と聞かれます。

でも、医者にかかるとき毎回忘れずに、お薬手帳を持っていくとは限らない。そういう時、薬局では「じゃ、あとでシールを貼っておいて下さ」と、明細書きなどと一緒に調合した薬のことが書かれた小さなシールを渡される。

お薬手帳にこのシールを貼っていけば、薬の履歴、病気の履歴がわかり便利です。

シールは有料

 ところで、4月の診療報酬改定により、調剤薬局でのお薬手帳に係る「薬剤服用管理指導料」が、これまでの一律410円(自己負担では、3割負担の人で130円)から、お薬手帳不用の人は340円(同110円)に改訂されました。だから、「要らない」といえば、20円節約できる、というもの。

薬局では「シールが有料になりますが、どうします?」とは言わないで、「お薬手帳お持ちですか?」と聞きます。だから、報酬改定に詳しい人、めったに病院にかからない健康な人たちの間に「シールもらうと20円自然にかかってしまう」といった情報が広まっています。

そう、知らないで、「はい、ください」といえば、毎回20円多くかかってしまう、ことになります。

「お薬手帳」のメリット

 でも、そもそもお薬手帳を持つ意義を考えれば、20円で危険を回避できる人がたくさんいると思います。特に薬を飲む機会、薬を飲む必要のある病気を持つ高齢者の方々は、たえず「お薬手帳」を携帯し、そのたびにシールを貼ってもらうに越したことないと思います。

メリット①薬の重複を防ぐ・・複数の医療機関にかかっている人は、同じ種類の薬をだぶってもらう危険を避ける

メリット②飲み合わせを防ぐ・・ほかにどんな薬を飲んでいるかわからないときは〈一緒に飲んではいけない薬〉を避けることができる

メリット③副作用やアレルギーに対応・・過去に薬で副作用、アレルギーが出た人の履歴がわかり、その薬を避けることができる

メリット④緊急時に必要なデータ・・緊急の時(救急車を呼んだ時や旅行先での病気など)、今服用している薬がわかり、即座に医師に伝えることができる。

高齢者の方々は、たくさんの種類の薬を一度に飲むこともあり、また複数の医療機関にも通院しているケースがあります。飲み合わせの危険、飲まなくなった薬の処分などにお薬手帳が役に立ちます。

年々上昇していく国や自治体の医療費予算を考えても、飲まなくなって捨てられる膨大な量の薬を考えても、お薬手帳での「管理」は必要と思われます。

ただ、患者が「お薬手帳」を紛失することも多い。薬や病歴は、極めて高い個人情報、これらが流れていく危険はあります。

また、すぐなくしてしまう人には電子「お薬手帳」(IT管理)という手もありますが、これなども、他の個人情報と一緒にされたビッグデータとなり得ることを考えると、利便性だけ取ることも危険な場合が多いと心得てほしいです。


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都市計画税の使われ方 [行政]

5月18日(月)

都市計画税って何に使われている?

16日の「議会懇談会」。あいかわらず白熱の質疑応答でした。また、次回発行(8/1発行)の議会だよりで、「議会懇談会」の報告ページが設けられるのでそちらに任せることにしたい。

その中で、「H23年度からの都市計画税導入については、導入前に地域説明会で説明を受けた。その後の議会懇談会でも、使い道を明確に説明せよ、と何度もいってきた。でも、明細な内訳説明がなく、何に使われているのかあいまいだ。我々の住んでいる地域は側溝が壊れているのに、修理に対応してもらっていない。市街化区域に住んで都市計画税を払っているのに、何ら対応していない。こういうのに都市計画税が使われるのではないか。約束が違う」という内容だった、と思います。

 これに対して、議員2人が回答しました。が、質問者にとって満足を得られる回答ではなかったようです。確かに1人の議員の回答は、どこにいくら使われているかという回答ではなく、もう一人の議員の回答は「手帳にメモしてある」という使途内訳の金額の読み上げ。でも、質問者の腑に落ちる内容とはならなかった。しかも、この議員の「メモ」に、桃山台団地の下水道に4800万円」(だったかな)があったので、ご当地の住民から「名指しの事業費、確かな金額か」など波紋を広げてしまった感があった。

こういった細かい積算は、議会懇談会としてその場で即答できることではないので、質問者はがっかりする。でも仕方ない。事前に通告してもらわないと、担当職員でも数字を間違うかも。

いつものように、担当課に確かめ、後日(議会だよりで)Q&Aの形で、答えをお返しする、ということになった。

以前にも、導入された都市計画税(税収としては年1億4000万円前後)の使途をはっきりと示せ、との要望があったので、予算書作成においても、備考欄に「都市計画税充当」と書かれている。これを読み上げればいいのではないかと思った。

生活道路、とか、東武動物公園駅周辺整備事業、とか、下水道整備事業(未整備地域の整備・接続)の備考欄に、「都市計画税充当」とある。しかし、「それはどこの工事だ?」と聞かれると、詳しく答えられないからそれ以上だまってしまうのか・・。

私は、3人目の回答として「それは予算書の155,59ページなどに記載がある」と答えれば質問者は納得したのではないか、と今考えているが、いや、黙っていてよかった、とも思う。

都市計画税が、新しい整備事業にだけ使われるというわけではないと、思うからです。これからはインフラの更新・修繕にも多くかかってくるだろうなどと、内心複雑で、とても3人目の回答者になる雰囲気ではなかった。

 ああゆー状況だと、「ページなど聞いていない!」とおっしゃるかもしれない。(2人の議員の回答にとどめておいていいのかも)

ということで、たくさんの人が挙手している中、次の質問に移っていった。

 参加者の中には、個人的に「〇〇議員さん、あんたの味方だよ。ぜひ頑張ってくれ」という意見も飛び出し、その言葉に(わが意を得たり)と勢いづく議員もいる。

 反面、聞き役に回ろう、と徹する議員もいたように思う。へたに発言して個人攻撃になってもまずい、と思っているのか。それもないではない。が、一つの質問でいろいろな回答が出ると、妙にこじれてしまう件もないわけではない。

 また、住民の方(つまり、有権者)がいるこういう機会に、一言でも発言を残そうという議員もいる。進行役の議会運営委員長も、「1回は回答して帰ってほしい」と議員にくぎを刺していた。

 今回は23人くらい住民の方が参加してくださった。いつもの2倍です。これは事前に、自治会などの回す回覧版で全世帯にお知らせした効果かと思いますが、それでも(行ってみようか)は、このくらいなのでしょう。

 始めてきた方と、昨日道であったので「どうでした?」と感想を求めたら、「じっと聞いていましたけど、▲▲が〇〇年中にできるといった話は、到底無理だなと思いました。でも、まァ、質疑ではあんな感じかな。予想した通り」と。付け加えて「でも、もう、行きません」と、微笑んでいらした。


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駐輪場、ちょっと広げます [まちづくり]

5月16日(土)

駐輪場がちょっぴり広がる

 進修館に、多くの市民活動の拠点が移って、当然ですが、駐車場・駐輪場が足らなくなっています。中でも、自転車が無秩序に停められている現状には困っている人が増えています。

奥の方にきちんと駐輪すればもう少し置けるのに、ザツに停めてしまう人がいると、次に止める人は手前の道路際に停める。結果、道路側に多く止められ、奥に空きがあってもそこまで行けない。道路にはみ出して自転車が散乱することになる、という悪循環になっている。

整理整頓する部署も、係も、委託先もないものらしく、誰もやらない。日曜日など、子どもたちの自転車の置き方もすごいことになっている。

それが、少し改善されそうです。自転車にすれば10数台分でしょうが、木々の下を整地、コンクリート塗装して駐輪場を増やしました。まだ、使用不可ですが、ほどなく使えるようになるでしょう。

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木陰の駐車場

宮代町の場合、木々の下に自転車置き場、木々の間に駐車場がある、という景色と環境優先のやり方を取っている。これは素敵な風景でいいのですが、いかんせん、絶対量が確保できない。

木々の間に車を駐車する進修館の駐車場は、ただでさえ狭いのに、駅に近い利便性を考えてか、電車に乗る人も車を置いていく場合もあるという。私は知人から、この件についての苦情を聞いた。

 進修館は、少なくなった公共施設の受け皿としてこれからますます人が集まると思う。駐輪場、駐車場の整理整頓なども新たな課題と思います。


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空き家820万戸 [環境]

5月16日(土)

空き家820万戸、10年後1400万戸

総務相の調査では、2013年の全国空き家は820万戸(空き家率13.5%)、これが10年後にあたる2023年には1400万戸になるという試算を示しました。

 日本は人口減少に入っていますが、そのまま、住民の数が減った分、住処が減るということではありません。(古い家はそのままに)新たな住居を求める人、持ち家を複数持つ人はいるわけで、住まなくなった家をそのまま放置するケースが増えるということです。

 空き家は維持するにもお金がかかり、処分するにもお金がかかる。だから仕方なく放っておくということで増え続けているということが主な原因なのですが、一昨日立ち話した宮代住民の方が言うように、周りの人にとって見たら大変迷惑な話です。

「空き家対策措置法」

 空き家対策措置法は、市町村が権限を持ち、倒壊の恐れがある家屋や、衛生上の問題がある「特定空き家」に当たるかどうかを市町村が判断し、該当する者には、改善を持ち主に助言、勧告、命令することを規定する法律です。

 2月に一部施行され相談体制を設立したり、協議会を立ち上げる先進例など、道筋が示されています。この先行例も受けて、5月26日には、全面的な施行に移ります。

そうはいっても「特定空き家」と判断されるには、行政の判断を待つことになり、ひとが済んでいない家=即助言・勧告できる対象に、即ならないと思います。第一、空き家率13%を超すとなると、1件1件「はい、空き家」と判断することもできず、時間がかかる作業になるのは間違いなし。

ですが、ちゃんと適用されると、最初「必要な改善をしてください」と助言・指導でき、従わないと勧告がだされます。勧告が出されると、住宅用地に適用される固定資産税の優遇措置が無くなり、税金額は6倍になります。

これまで、解体すると税金が6倍になるので、そのまま放置されていた(近所迷惑な空き家)は、この優遇措置撤廃により放置するうまみが無くなります。一つの前進かもしれません。

さらに、勧告にも応じず、そのままにしておくと50万円以下の過料を科すことができます。それでも行政の言うことを効かない場合、強制的に建物を解体し、あとで持ち主に請求書が送られる。ということもありえる。

さて、かんじんの「特定空き家」の基準ですが、これから国土省が示す予定です。が、色々〈ワケあり〉なのが、空き家。

ゴミ屋敷に台風

一昨日のテレビで、屋上までついた3階建て家屋の全部がごみで埋め尽くされた「ゴミ屋敷」のことを取り上げていました。家の中いっぱいになったゴミ袋が屋上にうずたかく積み上げられている風景。

 さて、台風が近づいた先日、強風が吹き荒れ心配されるのが屋上のごみ袋です。あっちこっちに飛ばされて、袋が破れてごみが散乱する・・・。台風が近づくのに周辺住民は気が気ではなかったと思います。

この家は、家の前のごみ袋が道路まで占領し、衛生上、通学路がほかの道に変更されたというのも、子どもたちにとって気のどくな話です。

こうなると、持ち家だから何をため込んでもいい、とはいきません。

※ 今日の午後は、「議会懇談会」 午後1時半から町立図書館ホールで開催します。


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「戦える国」・安保法制 [国会]

5月15日(金)

「戦える国に」する(?)安保法制

昨日、政府は臨時閣議を開き、集団的自衛権の行使容認を主軸とする安全保障関連法案を閣議決定しました。

この関連法案について、今朝の新聞は、読売、産経が肯定的、東京、毎日、朝日が懸念、あるいは慎重にと、論調を(当然ながら)分けています。アメリカは、もちろん、今回の閣議決定を歓迎すると発表しています。

東京新聞は「問われる国民主権」とサブタイトルをつけました。閣議決定=国会で可決というシナリオがスムーズに進みそうな国会内の構成図。憲法を大きく揺るがす法改正に、「国民」が主権的にかかわれないということに、この国の現状が見える。でも、それを作り出したのは、主権者である(投票権のある)国民であるというのが、何とも微妙だ。

ある時事放談(じじ放談)

毎月のように、時事放談のようなお手紙をくださる方がいる。Uさんとしておきます。軽妙な語り口、英文、故事の名文をちりばめた「つれづれなるままに」の文章は、時にむずかしく、時に共感でき、楽しみになっています。

2日前にいただいたおたよりは、折も折、安倍政権のやりたい放題を皮肉いっぱいに批判し、同時に「どうなる、ニッポン」をなげいていた。安倍訪米からつづく、「戦う意欲あり」の国への敷石に一言、をご紹介します。

「…ところで、国会は山場の一つを迎えましたね。自公両党の手口を見ていますと、現在常態化している〝できちゃった結婚”と同じで、まず既成事実を作り、あとで法律を泥縄式に成立させる・・・。

戦後の総理大臣を数々見てきましたが、(小指の件)で失職した宇野氏は論外として、安倍氏ほど総理にふさわしくない人物は初めてでしょう。

このことは、今回の黒船屋のだんなとの一連のお話で日本国民のまえにはっきりさせてくれましたね。まるで、鴨がネギしょって勢いよく鴨鍋に飛び込んでしまったようなものでしょう。

誰でも知っている中国・戦国時代の「韓非子」に出てくる〝守株待兎”のごとく、待ってましたとばかりに黒船屋は、海自幹部を、多国籍軍の指揮官に発令し、自衛隊と安倍氏を(ヨイショ)していますね。これで、憲法9条の一角が〝できちゃった結婚”同様食い散らされました。

野党がどこまでわかり、阻止できますか!?

 ーー中略ーー 今年の予算に占めるアメリカへの思いやり予算は、当初予算で5700億、これはあくまで当初の予算。

今回のアメリカにおける安倍演説で、中国に触れなかったことにアメリカは少々不満だったようですが) いやな予感ですが、仮に日本と中国がドンパチを始めたら、アメリカは「わしゃ、知らん」と、自国の国益を考え、真っ先に手を引くでしょう。

米国の軍事会社の利益・継続をそっせんして担わされ、何かというと「中国脅威論」をぶち上げる安倍氏。

安倍氏の言う「積極的平和主義」は、戦争準備への道ではないでしょうか。法制度について、(自分が憲法)だといわんばかりの行動。これは国会の多数を良いことにして、つべこべ言うなということ。実際、今はつべこべ言えなくなっている。

舞い上がっている安倍氏に、次の言葉をプレゼントいたしましょうか。 

What goes up must come down と。

では、また。2015・5・12 」

ことのほか、黒船屋のやり方が嫌いなUさん。ある時は同感(かなり同感)しながら、時事放談の軽妙なお手紙を味わっています。

安倍総理の言う「切れ目のない安全保障」と称するものは、「平時から有事にいたる切れ目のない国民監視」とも一体化してくるのです。そのための特定秘密保護法の成立、マイナンバー法・個人情報保護法の改正案…と切れ目のない国会の動き。これらの動きを漫然と見ていると、とんでもなく、居心地の悪い国になるような気がします。

戦前、戦中を経て、戦争というものは正義も大儀もなく、庶民が苦しむだけだと、Uさんたち世代の信念ともいえる思い。こういった信念を貫く世代の声を聴かねばならないと思いますが、どうでしょう。


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変化を求める住民 [まちづくり]

5月14日(木)

あっちこっちで立ち話

台風崩れの温帯低気圧が去った後、急に暑くなった昨日。会報配布は、朝のうち、と思いながら、だらだらしてしまう。ダラダラついでに、ブログを更新してからと思っていると、こっちもダメ。(暑くなってしまうゾ~)と、外の気温が気になり、どっちつかずのまま、とりあえず外回りにでる。

宮代台のはずれに、近くの農家で出している野菜の直売所があります。ちょっと覗いてみると、絹さやとソラマメが出ている。絹さやは冷蔵庫の野菜室にあるのだけど、この季節しかないと思うとまた一袋。ソラマメは、まさに初物、3袋買った。全部1袋100円ですから、ソラマメ3つ買ってもたいした量にはならない。さやから出した豆は、多分2合の米に炊き込む「ソラマメごはん」にちょうどいい感じ。それとキャベツ1つ。全部で500円。500円玉を無人のお金入れに入れる。野菜室は、やや野菜過剰気味。

買ってきてしまったがゆえに、お昼は餃子40個、ソラマメごはんと、調理して冷凍の作業が忙しくなってしまった。

午後は4時過ぎに家を出る。まったく反対方向の宮代地区でポスティング。

夕方はいろいろな人に会う。この前の「お茶のみ懇談会」に来た友人(女性)と会う。「町のこと、初心者だけど、この前の男性たち、やさしそうな人ばかりだったね。あんな雰囲気はじめて。ああいうタイプの人も初めて出会う人です」と、この町政フレッシャーズの一人は、面白い感想。私「うん、いろんなタイプの人がいて、いろんな意見持っている」

「コスモスの幼苗もっていく?」と、赤ちゃんコスモスをくれる。

さらに行くと、また知人「ブログ毎日見てるよ。どしたの、今日更新してないじゃない」と。「あら、ありがとうございます。そうそう、朝忙しいと、もう夜までできないの。ナマケモノだから」と私。でも、ありがたい。いつも会うと「この前、館林行ったんだね」とか、内容に触れてくださる。会話が楽しい。けど、先を急ぐことに。

変化あればいいんだけど・・

さらに路地を入って配っていると、「あっ、本人?」と。私「ええ、加納本人」 

 「あのさ、この辺の区長してんだけど、駅の西口、空き地は何もできないの?みんながさ、区長なんだからどこかで聞いてこなきゃダメだよっていうんだよ。議員、知ってんじゃないの?隠してるんでしょ」

私「かくしてないですよ。知ったかぶりに、あそこにはコレコレこういうものができるんだよなんて言う議員がいたら、そのほうがあやしい。担当課職員もそれほど情報をもっていないんじゃないの。東武、計画を白紙に戻しちゃったから。でも、整地したわけだから10年も放っておくことはないですよね」と。その区長「そりゃ、そうだね。でも、みんな言ってるよ。議員は何しているんだって。今度の議会懇談会でとっちめてやろうって」

区長「合併の話を持ち上げようって、言っている議員がいるね。合併どうなの?」とか「空き家、困っているのよ、強制執行で何とかならないの?」とか、次々に質問。

「ふれ愛センターと、市民活動スペースが閉鎖しちゃって、進修館だけになっちゃって、足りるわけないよ。何回電話しても通じないし、やっと通じたと思ったら、もうその日は予約が入ってますって言うでしょ。オレさ、だから聞いたのよ、活動団体いくつあるのって。そしたら63団体もあるってさ。絶対足らないよ。ところで、学校の統廃合やるんでしょ。あいた学校、使わせてほしいよ。教室をいつくか使えたら最高なんだけど」と。

この問題は、今、あちこちで持ち上がっている問題です。「活動場所がなーい」

暑い日なので、出ている足を、2か所蚊に刺された。でも、いろいろ話ができてよかったです。

総括すると、変化がない宮代町に、変化、刺激がほしいのでは、と思いました。ベストの案、要望なんて持っているわけではない。でも、何も変わらないことの閉塞感に覆われてしまっている。そこに、世間話から根拠のない情報が入る。何もやってくれない町に、「ない物ねだり」を含めた欲求が出るのかもしれない。

お話を聞くにも、夕方がいい。


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「視点226号」の間違い・訂正 [会報]

5月12日(火)

すみません、間違いの訂正を

視点226号を3分の1くらい配布終わりました。

最初の印刷分ですが、日にちの間違いに気が付きました。

「議会の傍聴を」というご案内の日にちが違っています。議会初日は、5月28日(木)です。5月29日、とか26日とか、書いてあるのは間違いです。すみません。

いつもの変換ミスもさることながら、日にちの間違い・・・。一部の方々に次号で訂正、お詫びするつもりです。


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お茶飲み懇談会 [まちづくり]

5月12日(火)

「お茶のみ懇談会」に7人

2回目の「お茶のみ懇談会」を、日曜日午前10時から開催しました。ゆる~い懇談会をやってください、の声に、とりあえず1回目を開いたのが2月22日。その時は私を入れて10人程度だった気がします。

2回目は、わたしを入れて8人ということになりますが、人数は気にしません。他の町で地道に「お茶のみ懇談会」やフリートーキングを続けている議員仲間も、2、3人でも続けることが大事といっていますから。

それでも、1回目も2回目も来た、という人はおひとりだけ。今回も「はじめて来てみた」という人がほとんどなのはいいことではないかな。

その中で、あの人が来てくださった。「あの人」は、70歳代後半の男性。私が議員になったばかりの頃、仲間になってくださった方で、2回目の選挙の時には、いろんなことを手伝ってくださった。

10年の暗いトンネル

その直後、「老人性うつ」になってしまった。それから約10年、長い長いトンネルに入ってしまわれたように、引きこもった。感情という感情が体から消えたようだった。

スーパーで奥様にあっても、「寝るか、ぼんやりしているだけでなにもできない」と暗い顔をしておられた。たまに外を散歩していても、まるで表情が消えていた。本当に、本人も奥様も、生きているのか死んでいるのかわからない時間の中を過ごしていた。

それが、3、4年前くらいから顔に生気が戻って、外に出られるようになった。出会うと「こんにちわ」と、ちょっとだけにっこりするようになった。

2年ほど前から、スタートしたばかりの地域の「居場所サロン」に奥様と出かけ、半日ほど過ごすようになった。道であっても、笑顔の量が増していった。(でも、「元気になりましたねー」とかはっぱをかけるようなことは言わないようにした。ただ、増していく笑顔がうれしいと、こっちはうれしさを目いっぱい表した。追い込んではいけない、と)

それが今回は、自分から進んで、懇談会に顔を出す、という行動。もう大丈夫。そして、「駅西口は、変わったね。よくなった」とか「あれはどうなっているんですか」とか、いつものやさしさで意見交換もする。

これだけで、この日の懇談会は素敵な懇談会だったような気がする。

長い人生の中で、心や体が弱っている時間があると思う。それは誰にだってある。それが長い長いトンネルだって、絶対出口はある。控えめでやさしい「ある人」ご夫妻は、完全に出口から、でた。


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