ある県議会議員への住民監査請求 [選挙]

4月6日(月)

県議団への住民監査請求

ある選挙区の、ある候補者は、埼玉県民から①「アメリカ視察費用における複数年にわたる不正支出」について、県議会から自民党に支払われた政務活動費の住民監査請求が出されている。同候補者は、また、②「全国婦人会館建て替えにおいて損失を与えた」として、全国「地婦連」の県代表から公開質問状が出されている。つまり、ダブルで疑惑追及されているわけですが…。

「アメリカ視察」の件は、自民党議員の合計14人視察団の政務活動費からの支出で、1回の視察費用を2012年度の政務活動費で上限いっぱいなので、残りを2013年に請求したもの。

2012年度分合計718万7990円、2013年度分合計402万4750円、まだ、あと4人分の費用をもらっていないので残りは2014年度分で請求するのでは、というところを住民が気付き、年度内の3月6日に監査請求した。

政務活動費は単年度分で請求するもので、地方自治法上間違いです。

この費用は議員一人当たり79万8000円であります。

もう一つは、その方のもう一つの役職「全国婦人会館」の理事長での件。建て替えに関係する損害請求。(全国婦人連絡会の持っている全国会員のための婦人会館・東京渋谷駅前)理事長の立場でありながら、理事会の承認を得ないで、土地の売買(公示価格の3分の1で売ってしまった、etc)など3つの項目で会館に損失を与えた損害賠償に対する公開質問状。これも今年3月に出されています。

選挙期間中なので、名前を出すと、選挙妨害だ、名誉棄損だといわれるので名前は出しませんが、ある選挙区のある県議会議員候補に対して、請求関係者は「その日」を待っています。

選挙の結果は新しい権力を生むものです。この候補者は勝てば、監査請求を受けた監査委員会も、メディアも追及の手をゆるくし、この候補者が負ければいろいろな機関が動き出す、のではないかと思います。

「勝てば官軍」。選挙で勝ってしまえばそんな疑惑なんて吹っ飛ばせる。そればかりか、追及したやつは誰だ! とばかりに攻撃に転じるのは必至です。

すねに傷持つ人たちは、さらなる権力で吹っ飛ばそうと「勝利の日」を目指して戦っているのでありましょう。

権力をつかんだ方に、「正義」「大義」が後付けされる世界、これが政治の現実なのでしょうネ。


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