ふれ愛センター利用者への説明会 [高齢者政策]

2月6日(金)

ふれ愛センターご利用の方々

「ふれ愛センター」閉鎖に向けて、ご利用いただいていた方への、多分最後の説明会がありました。

 閉鎖の件は、議会でも承認され、これまでグループや団体利用者には説明済みということだったのですが、個人個人で利用している人たちへの説明と言うことでしょう。こういった方々にも、丁寧に(ことのいきさつを)説明すべきと議会でも要請されていたので、役場からは10名以上繰り出した。

 町長をはじめ、関連する課である、総務政策課長、福祉課長、高齢者福祉担当室長、教育委員会から生涯教育室長などほとんど管理職職員がずらっと、そうそうたるメンバーが出向いていた。

 私は、「広報みやしろ」2月号で説明会があることを知り、(へー、まだやるんだ。行ってみようかな)と出かけました。

 センターふれ愛.jpg

利用者側は、資料が置かれた机に、高齢者の方々が(はじめ)16人着座、もっと後ろの方に、ママさん利用者の親子連れが3組ほど参加していました。高齢者の方は、途中からも参加があり、最後には20人ほどになりました。

郷土資料館は使えるか

閉鎖にいたる考え方を一通り、代替施設で使えるところなどの案内を執行側が説明後、すぐ質疑に入る。

(Q)囲碁は備品の問題がある。使える施設は限られる。同じ敷地内の郷土資料館の2階は使えるか。窓口はだれか決めてほしい。備品を運ぶのは町がやってくれるのか。碁盤は重い。高齢者が運ぶのは無理。立ち机でやる場合、碁盤の足を取らねばならない。(A)平成27・5・31の閉鎖の日までふれ愛センターで管理して、そのあと、順次移動させる。

(Q)駐車場はこれまで通りふれ愛センターのをつかえるか (A)使える。百間小前のも使える。

(Q)囲碁クラブは合計すると、80人はいる。囲碁盤が何kgあるか知っているのか。高齢者には運べない。常備が条件だ。それから囲碁大会は年間6回+3回実施されている。それをやる会場がなくなる。(A)その数は想定していなかった。

(Q)会場使用頻度は大丈夫か。郷土資料館2階の広さはどのくらいだ。(A)35畳の半分、17畳分を使える。長テーブルを6脚おけるのでは。ギリギリでもう少し広げてもいい。

(Q)そもそも、なんで閉鎖するのか。郷土資料館は入館者が少ないのに閉鎖しないのに。 (A)宮代町は、近隣と比べても群を抜いて公共施設が多い。高齢化率は29%を超えた。毎年、介護保険、国保の穴埋めに8000万円。ふれあいセンターは、電気代などで2000万円、郷土資料館は700万円程度。郷土資料館は、宮代町のこれまでを考える(学習の)大事な施設。

(Q)障がい者・児施設の者だ。障がい者(利用者へ)の代替施設の説明がなかった。ここで昼食を取ったり、ふれ合いの遊びができた場所だった。(A)めだかの学校、など他にもあると思う。

 以上、私がメモしたかぎりでありますが、執行側はとにかく話や不満を聴こう、と言う体制に徹した感じ。執行の都合などをやたらとやってはダメ、(ごもっとも、お気持ちはわかります)と、相手の心に沿わないとしこりが残る。

説明会終了後、その足で敷地内の郷土資料館2Fへ。私も同行させていただいた。とりあえず、すぐ近くに〈居場所〉を移す、ということに同意のご様子。だけど、ここだけでは多分、足らなくなる。その時は、今日のように利用者に、思いのたけを、不満を吐き出してもらって、そのあと町が対応していくしかない。そう感じた説明会でした。

往々にして、高齢者の方々は、廃止、他への移動などに戸惑う。いつもの場所がいいに決まっている。ついて行けないから不満が積もる。

そういう場所を、そもそも行政がバブルのころ、提供してきたのではなかったか。

親子連れのママさんたちは、このあと役場内の市民活動スペースが「子育て広場」になるので、少し楽観気味。だけど、今日感じたことだけど、子供の泣き声も含めた相当にぎやかな広場になること間違いなしだ。


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