よその町のこと [学習会]
3月24日(木)
久しぶりの月例会
「地方政治改革ネット」は、埼玉県東北に位置する自治体の、無党派議員で活動している団体です。ほぼ毎月集まりがありますが、私は、約5か月ぶりに参加。ずいぶんご無沙汰してしまったもんだ。思えば、昨年11月、宮代町の「小中一貫教育」を研修に、わが町を訪れて以来です。
3月の月例会は、毎年、予算審議の3月議会の議案、意見書、請願などをはじめ、いろいろな出来事を報告し合うから面白い。
28年度事業の主だったものをそれぞれが出し合い、吟味すると、職員のセンス、首長の考え方まで透けて見えたりする。具体的にお伝えすると、失礼にあたることもあったり、ほめすぎになったりするので、遠慮しますが・・・。
境町では、ふるさと納税8億円
利根川を越えたお隣、茨城県境町の無党派女性議員も、仲間議員です。この女性が17年前に立候補した時は、一般質問に誰も通告しなかった、という骨董品級の町議会でしたが、今では毎回5,6人が質問する。もちろん、この女性議員が議会に入り、通告したことの影響は大きい。
境町議員の報告の中で、「うちはふるさと納税がすごいんです。予算を大きく超えて、8億円も。おそらく27年度県内1番じゃーないかと思います。」 (えっ?、8000万円の間違いじゃーないの? 人口2万人の境町に8億円!、どうしてそんなに集まるの?)
宮代町は、ふるさと納税を集める町として、仲間は一応注目している。27年度は約1億1000万になりそうで、県内ではベスト5以内くらい名は間違いない。これはこれで内心(大したもんだ)と思い、これから職員はお礼の特産品のお返しに頭を悩ますだろうなーと、思っていた。
ところが、その8倍の8億円とは恐れ入った。
みんなの「えっ!?」が集まった。私はまず、「すごいね。返礼品、どうしたの?なんか特産品あったっけ?」 境町議員「うん、ないけど。日立牛とか、・・とか 集めるの」
メンバー一同また「えーっ!」と、驚き、納得。つまり、よそから豪華な特産品を買ってきて返礼品としているのである。なるほどー。
これはこれで、職員の努力は大変なものでしょう。人口2万人。年間予算は、もちろん、宮代町より少ない(はずだった)。その町が8億円という収入を得る「ふるさと納税」という、(もはや)テクニック。
まァ、これはそのまま、収入ということはないが。返礼品に費やす費用もばかにならない。集めに集めた返礼品費用を差し引くと、町に入る「ふるさと納税」寄付は、境町も実質3.5億円ほどになるかも、という。
それでも、すごい。3.5億円という雑入はすごいのだ。宮代町の1.1億円だって、返礼品に費やす費用を差し引くと、実質収入は5,6千万円くらいだろう。
昨日に続いて「ふるさと納税」の話題になった。純粋にまちづくりや、自分のふるさとを応援したい気持ちの寄付=「ふるさと納税」制度だが、返礼品目当てゲームの様相は、まだまだ続くような気がした。
そのほかにも、自治体によって、面白い報告があったのですが、あした早い電車に乗るため寝ます。また後刻に。
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