「地域総会」・集会所の老朽化と、人々 [地域活動]

3月21日(月)

集会所の機能拡大は必要

まちでは、公共施設マネジメント計画もあって、今後維持管理費が大きくなっていく施設、更新不可能の施設が出てきている。必然的に、市民活動する場所、単におしゃべりをしたりする居場所は、どうしても少なくなってくる。

いっぽうで、高齢化は進み、健康維持、生きがい・やりがい、趣味の広がりのためには、みんなで使える部屋や地面は、もっともっと必要になってくる。

まちは「だいじょうです。うまく使えばまだまだ使えるところはある」といいますが、そうすんなりとはいかない。

できれば、今まで使っていたところ、あるいはそこからそう遠くないところに何とか確保したいのが人情であります。

そこで、出てくるのが、ガタがきている地域の集会所の修理、拡張工事。

あとちょっとだけ広くなれば、使い勝手がよくなる・・。

昨日の「学園台定期総会」にも、ここ数年の課題である「もう少し拡大できないか」の意見、質問が出ていました。

「検討してくれたのか」の会場質問に、当年度自治会役員は、「もちろん検討してきた。当年度はエアコンを一気に更新したし、玄関わきのシロアリにやられたところも急きょ直した。集会室を広げるのに、西側に張り出すには電柱が邪魔をする。南側しかない。南側に3メートルほど広げて部屋を広げることは可能」「そこで、業者2社から見積もりを取った。1200万円ほどかかりそうだ。基金はある。これを使っちゃっていいのか。結論が出せないので、次の役員さんに引き継いだ」

会場からのご意見は、さまざまだ。「しかし、今やらなかったら、工事費はもっと高騰する。活動できる場所がないまま、ずっとこのままじゃーしょうがない」「いや、活動しているのは全会員ではない。平等の論理からいうと、基金全部使っちゃうのはいかかが。そうもいくまい」

自治会財政も変化してきた

これが10年前だったら、、。学園台も、潤沢な貯金をもっている自治会といえたでしょう。しかし、事情は刻々と変わってきている。サマーフェスタのやぐらを組むのに10年前なら会員、役員で何とかってしまった。でも、今はもう無理。業者に頼むしかない。

5,6年前の会長が言う。「運動広場のひざ丈ほどに伸びてしまった夏草を、われわれは、自力で刈った。でも、今じゃー、もうできない」、みんな、(そうだよなぁ)とうなづく。つまり、これまでの活動を減らしたとしても、維持管理、清掃、環境整備にお金が必要になってきているのである。

高齢化の中、役員や班長のなり手だって、うまく決まらない。「うちは病人がいて・・」とか「時間が取れない」とおっしゃるのを「そこをなんとか」「できることをやってもらえばいいんだから」となだめてお願いするようにもなった。

役員・班長への謝金

昨年の総会で、役員、班長へ《謝金》を出すことが決まった。勿論賛否は割れた。私は、謝金はいくら出しても、その労力に報いる金額にはならないから、賛成できなかった。しかし、「賛成多数」で決まった。ので、それにはもちろん従います。

このために出費が、年々40万円ほど出ていく。災害や、ひとの手が足りなくなった「いざという時」のための貯金は、音を立てて減っていく。

昨年、「謝金」に反対したある会員は、「私は謝金制度に反対した。だから建築協定委員会(だったかな)の謝金3000円は返金した。これは会計報告のどこに計上したのか」「それは寄付金として・・」「寄付したつもりはない。戻し金としてほしい」etc,etc。

動議!

それでも、集会室を拡張しないという現状で、財産目録(基金)は1000万円以上(守秘義務もあるのでざっくりと書きました)ある。そこで、緊急動議!がでた。

「現状では、1000万円以上の資金がある。潤沢な基金に違いはない。私は、28年度会費徴収を猶予すべきだと思うので動議を出す」という。えっ、会費徴収しないの? 年間2百数十万円の収入を1年間、無しにするの? 」(そういう考えwもあるのか・・)。これに、お仲間が2,3人いて、「私も動議に賛成」「私も」という。

採決になれば、私は反対するつもりだった。だけど、あまりに緊急な動議(総会の2,3日前にでたそうな)だったので、「本日の扱いにしない」という結論になった。(ふーっ)

議長になる人も、毎年、個性豊かだ。紛糾する。進行の仕方、委任状の考え方でも、(なぜか)毎年異議が出る。

色々な考えがある。いろいろな方々の発言を聞いていた。私は、いまだに、役員、班長の謝金制度に反対だ。役が回ってきたらできる範囲で協力するつもりです。謝金は、3000円もらおうが5000円もらおうが、お礼の「気持ち」にすぎない。貯金切り崩しは、納得するほどの説得力は(私には)効き目がない。

解散後は、みなさん、和気あいあいで家路を急ぐ。きれいに手入れが行き届いた垣根や花壇に、春の花が咲きだす。

(自分はまだ元気だ)(いよいよになったら、また考えればいい)他を気遣う雰囲気が感じられる。

同世代と一緒に住んでいる・・。いたわりとか安心感もあるようです。約500世帯ある学園台の110世帯が総会に参加していた。


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