駅は財産というけれど [事業]
2月16日(火)
宮代町の宝
選挙戦の間、角々のスポット演説で、次のようなことも訴えた。
「宮代町には、狭い土地ながら南北に3つの駅がある。これは町の財産だ。宝だ。3つの駅を有効に活用し、町の発展を図る。町や議会は、ずーぅっとこういい続けてきた。だけど、財産というなら大いに活用し、とっくの昔に駅周辺は活性化しているはず。効果が出てこそ財産なのだ。変化がないのは財産でない。気を持たせているだけだ」と。
財産や宝を活かすには、タイミングや〝風”が必要なのかもしれない。しかし、風をよむにも、タイミングを計るにも、町は主導的に役割を果たしたことがあったか。無いとおもう。ひたすら(いつか、きっと)と待っていただけだったと思う。
こういったやり方を(ダメだ)とか「悪い」とか言ってはいません。駅前整備などは、しょせん、町単独でできる仕事ではないから。県、国、UR、鉄道会社など大きな組織と一緒に動き出すものだから。駅にエレベーターひとつつけるにも、国の政策による交付金がなければできないのが現実です。
しかし、財産である「駅」がいかにも、今にも、大きな発展や活性化をもってくるような気の持たせ方はどうでしょうか。もう20年もこう言い続けているのに、駅周辺は、あまり変化を見せません。
つまり、あるだけじゃー「財産」にはならないのは明らか。この後、何年、≪3つの駅が財産≫と言い続けるのか。
じゃー、「他力本願」のまちが、今、何をやっておくことが肝心か。プラス材料をしっかりフォローしておくことです。
人口、それも若い世代が増えている地域をしっかり支えておくこと。これは町単独でもできます。
「この町で暮らしていこう」という次を担う世代を育てておくこと、増やしておくことが大切です。誤解を恐れずに言わせていただくと、頼りになる納税者を育て、頼りになる消費者を育てておく、ということです。
こういったことが、動かなくなった企業の整備事業、国、県の計画を動かすことにつながっていくから。
※一気に高齢化が進んでしまった学園台、宮代台などは、かつて優良な納税者であり、優良な消費者であった。町を盛り上げたのはこういった世代だったのは、間違いない。
経常収支比率の悪い,膠着してしまった財政のまちの、わずかに自由になるお金は、キレのいい子育て支援、定住促進策に、まさに心血を注ぐということが不可欠だと思います。
次の(まちづくりの担い手)が育っているまちの玄関=「駅」に大きな組織(県、UR、東武 etc)の食指が動いていくのではないでしょうか。
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