大人になってからの夢

11月25日(水)

睡眠中に、(テレビを観て居眠りしているときでも)よく夢を見ますが、大人になってからは楽しい夢を見て目覚めるってことがないように思います。これってみんながそうでしょうか。たいてい、つらい夢か怖い夢を見て、時には声が出て、(ああ、夢だったか)と安心します。

子どもの頃は、楽しい夢もあったと思います。だって、ほらっ、小さい赤ちゃんは、寝ていてよく笑っています。あれはストーリーはないかもしれないけど、少なくともつらい夢ではないですよね。

大きくなるにつれ、悩みや気になることが増えて、それが睡眠中もどこかで作用して夢の中に出てくるのじゃないかな。いや、大人になるほど、年を取るほど睡眠が浅くなって、結果、まどろむように夢と現実の間を行ったりきしちゃうのかも。

成長するためにはしょうがないのかもしれません。

昨晩NHKの「クローズアップ現代」で放映した貧困,DVから逃れた女性たち、大変な状況の中、「助けて」と言えなかった女性たちは、もう夢を見て夢の中で苦しむこともないような境遇なのでしょうか。社会や公共の施設には「助けてください」と言える人や場所があるとは思えないのでしょうか。自分の経験や体験のなかで。

 先日、中野サンプラザで実施された「貧困」「足立区の総合的な取り組み」もそうでした。昨日の「クローズアップ現在」の中でも同じ、貧困は単なる貧しさとは違う、ということがテーマだったような気がします。

自殺未遂をして病院に運ばれた若い女性は、小さいとき両親に虐待をうけ、無視されて育った人でした。「なにがつらい?」の質問に、「さびしいのと・・」と、まず最初の言葉が孤独だった。足立区の取り組みでも、単に貧しいのは貧困と言わない。孤独であること、自分の子どもの頃と連鎖していること、というのが「貧困」の深刻さをあらわしている。

「孤独」ほど絶望的なものはない。ひとりじゃないんですよ、のメッセージはどんなに多くても無駄なものはない。


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