自治体四苦八苦・ふるさと納税 [まちづくり]

11月24日(水)

太田市のふるさと納税

太田市にふるさと納税してくれたらスバル車を返礼します。このキャッチフレーズは全国的に目を引きましたが、約3か月で断念となった。

群馬県太田市は、ふるさと納税で多額の寄付をした人へのお礼として、市内に工場のある富士重工業の車を返礼品として検討していました。確か、6月の初めだったと思います。

市地域総務課は、500万円以上の寄付をしてくれた納付者を対象に、350万円相当のスバル車を送る考えでしたが、富士重工業に提供の見送りが伝えられたということで断念したわけです。

太田市の返礼品は、地ビールを筆頭に、上州牛、米などが人気でしたが、これをそろえるのは大変で、ビールを除いては付近の自治体でそろえるという事もあったようです。そこで、冷蔵庫や発電機などと言った家電も取り入れ、その「目玉」が自区内工場が生産する車だったのです。

しかし、スバルにいはスバルの営業上の理念やコンセプトもありましょう。

今度は友好都市の産物

昨日のニュースで出てきた名物市長・清水さんは「返礼品として友好都市の農産物を太田市限定でな送ります」と言っていた。

太田市の市民が太田市以外の自治体にふるさと納税する額は約2800万円、他の自治体から太田市に寄付する額より多いということで、そうなると氏にメリットがない。そこで、いろいろな策を考えているということでしょう。

ふるさと納税で他の自治体住民からの寄付を獲得する策を公表しながらも、清水市長は〈ふるさと納税〉という国の柵に苦言を呈していました。自治体間で税を取り合っているこの政策は、結局国全体の税収を減らしている、と。

そうはいっても、ふるさと納税で予想以上の税収を得ている町や村を見ると、「うちもやらなきゃ」とあわてて職員を鼓舞している自治体がいくつもある。

ふるさと納税というアピール力の強い施策に国は満足し、自治体は国に踊らされ、四苦八苦しているようです。

宮代町はさらに税収をのばす

税収と言っても町民税などではない。ふるさと納税のことです。

宮代町がH27年度獲得するであろう「ふるさと納税」は、ん千万円(今は詳しく言わない方がいいでしょうね)。このたび、12月議会補正で、返礼品のための増額補正が組まれました。

つまり、宮代町民が思っている以上に町外には「宮代町っていいな」と思っているファンがいるってことでしょうか。ありがたいです。

駅から10分も歩けば、里山風景が残り、トラスト雑木林がそよぎ、休耕田のブッシュ(手が入ってないということですが[もうやだ~(悲しい顔)])には、いまどきキジの夫婦が顔をのぞかせる、これは1年や2年で出来る政策でも風景でもない。

保全の努力をしてきたからで、今から他の自治体が真似しようったってできるもんじゃないでしょう。

しかし、コンパクトシティというのは、実は苦しい経営を余儀なくされる。〝がんばっている″まちを応援するふるさと納税の本旨からいっても、これからも、全国のみやしろファンみ見捨てられないように頑張るしかない。

弱小のまちだけど、ぎりぎりで守るべき財産(自然)を守っている。宮代町をどうかよろしく。


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