子育てしやすいまち [子育て支援]
10月23日(金)
子育てしにくいまち
子育てしやすいまちを語るより前に、子育てしにくいまちのことを考えてみたい。子育て世帯は、100件あれば100件の事情がある。そういったことに無頓着で、一方的に「待機児童ゼロ」をすすめる自治体は、さしずめ「子育てしにくいまち」ではないでしょうか。
今日の東京新聞では、「認可保育園人子どもを預けている家庭が、出産に伴い休暇を取ると、一律、うえの子が強制退園になる」というシステムを打ち出した所沢市などは、どうも子育てしにくいまちダナー、と誰でも感じるだろう、という。
この市長、勝手に「子どもは保育園に行きたくないと思っている」と、発言。働きたい親にとって、こんなに迷惑な言い方はないでしょう。市の言い分、考え方の沿った親たちでないと、とても「いいまちだ」と思って住めない。
まぁ、しゃべりすぎる首長は、いきおい、言い訳になるから、ランキングを下げること間違いなし、か。
子育てに親切なまちは
横浜市や名古屋市が、「待機児童ゼロ」を実現しました。でも、「実現した」という中にも、内容には雲泥の差があるという。
認可保育園、近所の希望する保育園に入れず、いったんどこかの保育園に入園した、親が認可園に入れるまで育休を延長した、というのも入れての「ゼロ」というのはたくさんありそうです。
そこ行くと、名古屋市の「待機児童ゼロ」というのは、復帰と保活を同時に支援するという、とても親切な施策だ。「育休明け入所予約」に対応してくれている、ということが親切なのです。
単なる数字じゃ、「子育てしやすい」「子育てしにくい」は、論じられない。できるだけ、便宜を図ってあげられる、それができなくとも、働かなければならない子育て世帯に、気持ちで沿ってあげられる町でなければ、ならない、と思う。
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