生命保険会社の介護進出 [高齢化社会]

10月10日(土)

昨日は、百間中の「小中一貫・英語活動発表会」にお邪魔する。元気いっぱい、臆することなく英語を楽しんでいた。今年初めて、複数の学校区の英語活動を参観させていただき、学校キャラというか、学校によってかなり雰囲気が違うことに気付いた。指導力や雰囲気づくり、特性といったものは、エアコン整備など物理的環境とは違い、成育歴の中で大きな意味合いを持っている。その感をさらに強くした。

損保ジャパン、ワタミの介護を買いとる

損害保険会社や生命保険会社が介護部門に進出したり、拡大しようとしている。

 一時期のように、生命保険(死亡時保険)に大金を投じようとする人は減っている。一方で介護保険の給付額は2025年には約20兆円規模に。今の2倍になることが想定される。民間保険会社としては、保険金の代わりに介護サービスを受けられる「現物給付型保険」の拡大は必至なのです。

そういうわけで、保険会社の介護事業に対する関心は高い。なにしろ、保険会社の資金力は、どこをとっても圧倒的に大きい。豊富な資金力で、ノウハウ丸ごと買い取れればかなり有利に展開できるのでしょう。

外食産業のワタミは、「ワタミの介護」を傘下に持つ。外食部門の赤字から全体に経営が大変になっていたワタミは、まず(買い手あまたの)介護部門を手放して立て直しを図るのだという。

損保ジャパン日本興亜ホールディングスは、「ワタミの介護」の全株式を210億円で買い取り、パートを含む7000人の従業員も引き継ぐ。12月1日に買収作業は完了するそうです。

生命保険会社などと言いましたが、介護部門を拡張しようとしているのは、東京海上ホールディングス、明治安田生命保険、なども拡張する方向という。東京海上は訪問介護事業をのほか、サービス付き高齢者住宅(サ高住)の運営に参入、ソニー生命保険を傘下に持つソニーフィナンシャルホールディングスは、4月有料老人ホームを新設。明治安田生命も介護付き有料老人ホーム事業を拡大予定というように総合事業の中に介護事業の割合はどんどん大きくなっている。

政府調査によると、訪問介護の場合、いわゆる大企業の経営する施設は全体の64%をしめ(2013年時点)、社会福祉法人、医療法人をおお大きく上回るのだそうだ。(あらためてびっくり)

先日、東洋大学PPPの勉強会で見聞きした、ホールディングスと呼ばれる総合企業の威力は、ほんとうにすごい。舌を巻く。

巨大焼却炉をつくり、自治体経営の一般廃棄物での処理能力の〈スキ間〉を埋め、廃港となった空港の滑走路を巨大な太陽光発電施設にしてしまう、なんてのはお手の物なのかもしれない。

さて、人口減少時代の中で、弱小自治体はどう生きるか。効率化や利便性に見られない「心の育成」を担当できるのは自治体の特権ではないでしょうか。

※ 茨城県行方市では、「100人委員会」の第2回目がひらかれる予定。早くから手帳とカレンダーに書きいれ、ぜひぜひ傍聴しようと思っていました。

しかし、霞ケ浦の向こう側の行方市。どう頑張って電車を乗り継いでも片道3時間以上かかる。9時に現地に到着するには、(パソコンで検索したら)、ナント早朝5:10東武動物公園発で最寄駅8:26着ですって。とんでもない。昨晩、断念した。

地方創生戦略に、本気で住民参加を取り入れているのは、全国にも数が少ない。行ってみたい。9月初めの「行方市100人委員会」も多忙でいけなかった。また今日も断念。

ムリ、ムラ、ムダをやってしまうのが私のダメなところ。断念が最良の方法なのだ。しょうがない、たまっている仕事をしよう。


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