東洋大学PPP「省インフラ」 [学習会]

10月6日(火)

「省インフラ」官民マッチング

昨日午後、大手町のサンケイビルで、開会された、東洋大学PPP「省インフラ」研究会に出かけました。宮代町の「公共施設白書」「長寿命化計画」に携わった、根本教授の研究会です。メールマガジンで、研究会のたびにお知らせが入りますが、私は、約1年ぶりの参加でした。

※昨日は、〝参加者が多い場合は、自治体職員を優先します”とことわりがありました。250人くらいが入る会場いっぱいでした。ギリギリについた私は、一番前の席を見つけて確保。

今ある公共施設やインフラを維持していくのは困難です。全国どこでも人口が減る時代に、公共施設を本当に要るものだけにして、いかに公共サービスの質を落とさないでいけるか、その取り組みは不可欠です。

自治体は「公共施設等総合管理計画」を策定しなければならず、財政負担を少なく、住民に(ある程度の)満足を約束できる削減を含めた計画を模索していきます。

東洋大学PPPは、多くの民間企業と共同研究をやってきました。企業にとっても、いかに自治体と連携するかは、今やはずせないトレンドであり、大企業、ホールディングスといったところの参入が目立ちます。

昨日は、PPPと連携している企業の中から、

ハード系: 西武建設 三井住友建設 鹿島建設 (株)エスイー 鹿島道路 日本ミクニヤ(株) ジオ・サーチ(株)など。

計画・ソフト系: 国際航業 パシフイックコンサルタンツ (株)コンシスト ランドブレイン 旭化成エンジニアリング NECネッツエスアイ 住友電気工業 オリックス アズビル   (株)パスコ  ※すべて(株)が付きます。

私は第2分科会、「計画・ソフト系からのプレゼンテーション」に参加しました。

上記の会社は、自治体の現状分析、計画 実施などに技術、ノウハウなどを提供する分野をどんどん開拓しえ要る会社です。

財政難の中、自治体は、足らない技術、先見性といったところに民間の持つノウハウを模索しています。

これらの会社は、今や総合研究所を持ついわゆるホールディングス、あるいは航空写真を主な業務としていた会社などであり、自治体が手を付けられなかった(すきま)産業に支援システムを提供しつつあると感じました。

昨日の(主に企業の)プレゼンの情報は、役場の人事担当にもお伝えしました。「興味があったら、どうぞ」というようなものは,(余計なお世話と自嘲しながらも)随時メモをもっていきます。お忙しい仕事の中から、行ける時間は捻出できないかもしれませんが、(たまには)と思い・・・。

昨日の収穫。行政の人員削減傾向、専門職がいない、といった中で、民間にとって≪無限に空いているフィールド≫のITC活用を含めたノウハウを利用することは、面白いし、硬直化を和らげると思いました。

根本教授の言う「まったく新しい形態を受け入れる」意識改革が、一点突破のカギなんでしょう。

廃空港の滑走路は[がく~(落胆した顔)]

オリックス(株)の公共インフラ・PPP・ソリューションのプレゼンの中にあった面白い話。オリックスは、廃港になった鹿児島県枕崎空港の滑走路に、なんと、そのまま太陽光発電装置を設置してしまったそうだ。

背の高い草が生えたら効果の出ない太陽光発電。滑走路なら草も生えない。ずーっと長くて幅の広い滑走になら、相当たくさんの装置が、それもお金をかけないでできる。

枕崎市としても開発費用が掛からなくていいと思います。こういったアイデアで新しいことを始めるとき、事業リスクは企業が負うのだそうです。目利きが難しい新しいことに、自治体はぜったいに乗り出さないから。

金貸し業、レンタルから始まったオリックス、巨大焼却炉が埼玉県寄居町にあります。インフラ、公会計、インフラ管理運営計画,etc 企業が次に始めるのは、どんな分野なのでしょう。

企業は、ホールディングス、何でも屋ですね。

さて、今日と明日は議会の視察で、長野県に行ってきます。行ってみると、いろいろ収穫はあるもので…道中は長いけど。


nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。