認定こども園は昨年比2倍 [子育て支援]

7月31日(金)

認定こども園2836園に倍増

会報「視点」7月号の片隅で、「どうして町立がないの?」と題して、町立幼稚園がないこと、今後「認定こども園」の研究ができるか、などを書きました。少し、反応というか、質問を受けました。

認定こども園とは、幼稚園と保育所のコラボみたいな施設です。今までは、保育所は厚生労働省の所管、幼稚園は文部価格省の所管、ということで、その目的から大きく違い、まったく同じテーブルで論議されるものではなかった。でも、少子化で園児の数が少なくなる一方の幼稚園、待機児童の出る保育所の双方の事情を緩和できる、「認定こども園」は、内閣府が所管し、これから進めていく新しいかたちとして期待できると思っています。

そこで、ちょっと調べてみましたら、興味深い数字が出ていました。認定こども園は、27年4月1日現在、飛躍的に数をのばし、全国集計で、昨年同期の2倍以上に増えていました。(26年=1360園→27年=2836園)

特に、大阪、兵庫、茨城、青森などに増加が顕著です。なぜか、これまで、認定こども園は申請手続きが複雑だったため認定こども園に移行しようという幼稚園は少なかったのですが、新制度では、補助金を国が一括で支払うことになったためなどがうかがわれます。

ところが東京では減った!

ところが、認定こども園を返上し、幼稚園に戻ろうという動きがあり、唯一、東京では認定こども園の減少が起きています。東京都の場合、待機児童の多い中、私立幼稚園母体の認定こども園において3割以上が認定を返上する事態に陥っています。全国の流れに逆流する、この動きはどうして?補助金の問題です。減収になるのを回避するための幼稚園への戻りだそうです。

先日、「どうして宮代町には、公立の幼稚園がないの?」の解決策の一つに、「幼稚園の認定こども園への移行」があると思っています。しかし、補助金の問題、手続きの面倒などという、≪大人の事情≫で、子育て環境が左右されないようにしたいものです。

幼児教育からの連続的な延長線上に義務教育があるという、しっかりとした(未来予想図)を描き、現状増えている0歳~2歳児の近未来を受け入れるものを早くつくらなければならないと思います。

宮代町においては、いっぱいいっぱい(待機児童ゼロというけど)の保育体制を、多様なライフスタイルにこたえる〈ワンランク上〉の仕組みづくりに変えていく研究は、進んでいるのか。

開設した「子育て広場」には、プレ保育園・幼稚園のたまごたちが通ってきている。


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