契約済みで59億円無駄 [国策]

7月22日(水)

新国立競技場、59億円契約済み

新国立競技場問題については、国民はいい加減嫌気がさしています。

事業主体のJSC(日本スポーツ振興センター)は、着工前段階の契約が、59億円に上ることを明らかにしました。そしてこれらの業務の大部分はすでに完了していて、JSCは支払いを終えており、相当部分が戻らないと。つまり、白紙に戻したはいいのですが、すでに59億円を無駄遣いしてしまったのです。

まったく、何ということでしょう。59億円といったら2万人を超える人口を持つ自治体の年間予算と匹敵する。それが無駄になってしまっている・・・。

JSCが、民主党の「東京オリンピック・パラリンピックに係る公共事業再検討本部」に提出した資料によると、例のハディド氏のデザイン慣習が14億7000万円、日進設計、梓設計、日本設計、アラップ設計共同体の設計業務が36億5000万円、施行予定業者で設計にも携わった大成建設、竹中工務店の技術協力量が約7億9000万円。

国民の税金だから、誰も責任を取らなくてもいい、ということなんでしょうか。

宮代町の公共建設物、インフラの維持管理に関する白書をつくった東洋大学PPP研究室の根本教授は新国立競技場について、

●派手な絵をかいて五輪を誘致するという発想は過去の遺物  ●いずれ、メンテナンスができなくなり荒廃する  ●費用に責任を持てないデザインコンペは間違いだった。  ●事業責任を負うものが設計する設計施行一括方式は最低限必要  ●本来は、維持管理、運営、資金調達も併せたPFIが妥当  といっています。

白紙に戻したとはいえ、急ピッチで計画が練られ、来年早々には工事に着工。本当に、どんなものができるのか、まだまだ心配は尽きません。根本教授の、いずれメンテナンス

舛添都知事の発言

報道ステーションに舛添都知事が出演している。2520億円はゼロから見直すとして、どれくらい低く抑えたらいいのかというような質問に、「少なくとも最初に発表された1300億円にもどっての検討がスタートでしょう」と発言。(うん、納得)大方の国民も、そう考えていることでしょう。それが国民の〈相場〉だから。

でも、もうすでに59億円使ってしまっている。1300億円くらいで、仮にすんだとしても、59億円は別処理で出費となるわけだから、59億円のという額の大きさが改めて(もったいない)感情を刺激する。


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