女性ゼロの議会 [議会]

6月28日(日)

2割が女性ゼロ

全国1741市区町村議会のうち、女性議員が一人もいない議会は2割もあるそうです。身近な政策、日常と切り離せない地方自治体のことを決めるのに、議会に女性議員がいないのは惜しい。28日東京新聞朝刊記事から。

そのうち、青森県では、なんと女性ゼロ議会が半数を越えているというから驚く。

全ての議会で女性がいるのは、栃木県と大阪府。

埼玉県では2自治体で、ゼロ

関東1都6県を見ると、東京都は7議会で女性がいないのですが、これは神津島、小笠原、三宅島、御蔵島、新島など、すべて島しょ部なのだそうで、閉鎖的な土地柄からか。

埼玉県では、羽生市、東秩父村議会で女性がいない。羽生市では12年間女性がいないそうです。

「女性議員ゼロ」が、一番多いのが、群馬県。なんと10議会で女性ゼロ。富岡市、館林市、上野村、長野原町、草津町、下仁田町、南牧村、昭和村、明和町、千代田町などで女性が出ていない。なぜ、女性が出ないのでしょう。

組織がないと・・ムリ

「ダメだよ。女性はダメだから」。羽生市の場合。駅前で支持を訴える女性候補者に、通行人の男性が言ったそうだ。どうしてか、その男性に聞いても答えはなく、相手にもしてくれない。特に根拠はないから答えない。感情的に「ダメ」、受け入れられないのだ。

男性がダメでも、せめて、同性の支持は広がるだろうと思っていても、男性がダメといっている雰囲気同様、女性も受け入れない。結果・落選。女性たちも同性の議員を必要だと思っていないのがさびしい。

 女性が出られるのは、党、会などの組織があれば、という。組織なら、女性たちも違和感なく票を入れてくれるのだろうか。

 地域や自治会で先頭に立ってやっているのは男性で、女性はサブ的な仕事しかやってない。だから、(代表みたいな立場)に出るなんて、地域は頭から考えていないのだ。

私が議会に出た15年前、農業委員に女性を出そうということになった。(農業を支えている半分は女性なのだ)

「〇〇さんの奥さん、だしたら?」というと、「母ちゃんなんて出したら恥ずかしくて道を歩けないよ」という人がいたっけ。女性が役についたり、委員になったりするのは男として恥ずかしい?

議会に緊張が生まれる

半世紀以上、女性議員がいなかった千葉県勝浦市で、今年の統一地方選挙で、2人の女性市議が誕生したそうです。そしたら、男性議員は「議会に緊張が出てきた」と。やっぱりいい効果が出てくるんじゃないですか。新聞記事が、そう伝える。

「女なんかダメダメ」と相手にされない女性が、いざ当選して議会に出てくると、「緊張が生まれる」といってもらえるのだ。ということは、女性が出てこなければ、居心地良く、のんびりいられた、ということでしょうか。

世の中の半分は女性。女性が女性を後押ししないようではどうしようもない。女性がまず女性に(反発)してしまう・・・。ここに「ひと山」ありそうだ。

女性を推薦しよう。じゃなかったら自分で出てしまおう。どっちでもいい。

せめて複数の女性を出せれば刺激を受け合って力をつけていくに違いない。ひとりより2人、2人より3人・・。

大磯町では過半数

神奈川県大磯町議会では、定数14人のうち8人が女性。素晴らしい! 女性は組織で考えるというより、個で考えることに優れていると思う。群れない。【個】の能力が8人も集まったら、かなり広範囲な視点が働くと思う。


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