コミュニティ協議会の総会 [まちづくり]

5月9日(土)

「コミュ協」の総会

「宮代町コミュニティ協議会」の総会に出席しました。議員は、毎年〈来賓〉で参加要請がありますので、ほとんどは出席させていただいて、たくさんの活動をお聞きします。そして、「お世話になります」の感を強くします。

それと同時に、「コミュ協」が置かれている立場が微妙で、行き先きびしいなとも感じます。

「コミュ協」の拠点であった進修館が今年4月から指定管理者管理となり、「宮代町コミュ協」に行政の関与がなくなったことも大きな理由のひとつです。

宮代町は、財政的なこと、市民の自立運営を尊重するなどを理由に、他の市町と比べても、市民活動から距離を置こうとしています。

足腰が丈夫な団体なら、自律した団体活動として、それも有意義でしょう。しかし、もともとが自発的な活動でなく、メンバーのほとんどがほかの団体からのあて職で出てくる人たち。目的意識が希薄になっているように感じます。

クリーンデイの清掃活動、町民まつり、花いっぱい運動、あいさつ運動など、153団体の連合体のになう活動はたくさんあります。自主的といいうよりは、≪動員≫活動に近い。

活動費が削られ、職員は手を引いた

26年度と比べ、何が大変かというと、27年度は、これまで事務局として多少かかわっていた行政職員がいなくなったことです。これまで、進修館には2、3人の市民協働担当の職員がいて、アドバイスをしたり、雑用(会合の部屋を調整したり、事務連絡をしたり、印刷物を手伝ったり)はしていた、と思います。職員は、進修館管理業務のかたわら、難なくこれをサポートしていたわけですが・・。

しかし、進修館が指定管理者制度に移行することにより、指定された団体の受託業務には、(当然ながら)コミュ協活動の補佐なんて仕事はありません。

「自分たちでやってください」と言われたコミュ協は、1年間の準備期間に自分たちの作業をこなしてはきましたが、新年度スタートであらためて(これからの大変さ)を実感していると思います。

つぎに、予算の面ですが、コミュ協の収入は、補助金だけで成り立っています。町からの補助金・年65万円と、県の補助金・年87000円でした。(でした)というのは、26年、すに県の補助金が43000円に削られていたからで…。結果、決算は44000円の▲でした。

すべて補助金で出来上がっているコミュ協の会計ですから、補助金の削減は、やりくりして作る繰越金に直にひびき16万円余あるはずだった繰越金は7万9000円と半減しました。

県の補助金は、まだ削られる気配濃厚ということで、27年度予算は30000円が計上されていました。すると、繰越金はほぼゼロになる計算。

じゃ、何か金を生み出す活動をしたら、という発想になりがちですが、これは無理です。コミュ協というのは、数々の活動団体の寄せ集まった形[宮代町のあらゆる活動団体153団体の総合体]なので、そういうものではありません。

新年度役員として承認された会長がおっしゃるように、「27年度はトライアル期間として、進修館のサポートから離れて初めての1年間をやってみる」ということで、1年間のうちに、どこをどう支援すればいいかが見えてくるでしょう。

くりかえし、言いますが、コミュ協の有力な構成団体である町内79の自治会・区長会だって、地域に降りてきた防犯、防災、環境保護、高齢者対策でいっぱいいっぱい。文化協会だって、体協だって、スポ少だって、老人会連合会だって、それぞれが抱える活動で手一杯だろうと思うんです。

場内の質問。「理事が33人ほどいるが、理事会に参加する人は、平均どれくらいか」に答え「半分くらい」ということ。それぞれの団体からのアテ職、そういうことになるでしょう

行政でやることを下受けしたり、動員かけたり・・・。コミュ協そのものが高齢化し、体力が低下しているようです。行政は、コミュニティ協議会の役割をこれからどう活用するのか。

あらためて(もっと役割を大きくするのか、反対に役割を縮小させるのか)研究し、必要な手を差し伸べるべきだと思った次第です。

 近隣を見ても、もう少し行政が(人件費的なことを含めて)かかわっているように思います。


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