初たけのこゲット [歳時記]
4月24日(金)
季節の味・風景
一昨日夕方、外回り中の私に電話があり、「玄関のところに、タケノコ置いてきたよ。食べて」と。
私にとって、「竹の子」は特別の〈季節もの〉。うれしいです。
筍(たけのこ)の味が、特に大好きというのでもない、お店に行けば1年中(ボイルした筍)が売っている。だけど、タケノコをもらうとすごくうれしい。何なんでしょう、この感情は。
街中の、竹林のあるところを通るとき、必ず、目がタケノコを探している。2週間前はあまり見かけなかったのに、一気に頭を出してきた。「あっ、竹の子!」と思い周りを見ると、あっちにもこっちにもニョキニョキ。
ニョキニョキを見て、地下の茎系の健全さに感激していると、2,3日中には、ぐんぐん伸びて姿を変える。時には1日のうちに数十㎝も伸びるのではと、その生命力に圧倒されるのです。破竹の勢いとかいうのは簡単ですが、みずみずしい生命力の美しさといったら、言葉に表すことが難しい。
それで、ボキャブラリ―の乏しい私は、「わー、すごい」としばし見とれて、たけのこを「食べて」といただくと「わー、うれしい」と、いうだけ。(竹林の持ち主によっては「あんなもの、めずらしくもないでしょ」という。とんでもない! 美しいです。貴重です!)
二十四節季の「穀雨」。本当に一雨ごとに大地が栄養を取りこんで生命を膨らませているよう。その象徴が「竹の子」のような気がする。
たけのこご飯は、ふろくです。多分、瑞々しい生命力を見るのが好きなんです。「自然の恩恵」。
で、いただいた3本の筍は、即、茹でられ、即、たけのこご飯になりまして、残りは水に浸して冷蔵庫の中。何でも、冷凍にすると、竹の子は、(ダメのこ)になっちゃうそうで・・・。煮物,汁もので味わいましょうか。
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