子育て世代の支援いろいろ [行政]
3月18日(水)
宮代町議会は、今日で5日間の委員会審議を終えます。われわれの総務教育常任委員会は一般会計予算の審議だけですが、それでも5日間かかり、今日教育予算の中の社会教育費、図書館費など、それに町民生活の中の町民税の部分など、確定申告の業務のために担当職員の手が16日いっぱい空かなかった部署の審議を実施して、委員会での審議を終了、採決を行います。
あとは、各自、会派で調査をまとめ、議会最終日の本会議で委員会報告を経て、討論、採決の運びとなります。これが25、26日。
子育て支援の予算
どこの自治体も、人口増加策と相まって子育て世代をどう支援するか、研究に力が入ることになります。限られた予算の中で、どう町の特徴を出すか・・なやむところでしょう。
「卵子凍結」の費用を出す自治体
将来の妊娠・出産に備えて<若い女性の卵子凍結保存>を支援する費用を予算案に盛り込んだ千葉県浦安市の事業に注目が集まっています。
すでに、日本生殖医学会は、若い女性の卵子凍結保存を容認していますが、浦安市の姿勢に「日本産婦人科学会」は、推奨しない、とする見解を専門部会でまとめました。
専門家の間で意見の違いが出るのは避けられないことだが、としたうえで、「公費を使う行政が一つの方向を後押しするのはおかしい」「行政がやるべきことは女性が出産と育児をしやすくすることだ」と専門家は言う。
卵子凍結には、かなりの費用負担を伴う。これを行政が支援する・・。数々の素晴らしい施策を持つ浦安市ですが、これには違和感を禁じ得ない。
つまり、これは晩婚、仕事との両立で出産を先送りする女性の立場を改善することなく、若い卵を保存することを一つの解決方法としていることである。100人いれば100通りの事情があるのは分かる。でも、この費用をもっとほかの女性支援策に使ってほしいと思うのは、視野の狭さなのか・・・。
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