自治会役員の負担 [地域活動]

3月1日(日)

自治会加入者の負担

先週金曜日、10時開始の議会に出かけようと支度中の9時20分ごろ、電話をいただいた。自治会の副会長を1年間やっていた方からです。ご自分は、もう任期を終えるが、役員のなり手がない、若い人の加入が少ないと、心配しての相談でした。(どうしよう、長い電話になるか・・・)

どこも、役員のなり手がありません。また、そういった面倒を考えて最初から自治会、区長会に入らない転入世帯も多くなっています。どんどん先細りしていくのではないか、と。

それから、いわゆる区長手当についてもお考えを述べていらした。この方の地域では、1世帯当たり800円という区長(自治会長)手当は、区長さんが全額受け取っているとのこと。地域によってはこういうところもあります。

区長会、自治会に入りたがらない、区長手当の使われ方など地域バラバラで抱える問題についてもある程度の事例紹介が必要ではないかと、(時間がない中の電話でしたが)課題をいただいた気がしました。

私のいる団地は、町から自治会に降りてくる補助金はすべて自治会会計に入ります。自治会費(1件当たり年間3600×世帯)約180万円と、町からの交付金(自治会長報奨金30万円+地域力ステップアップ補助金、安心安全推進事業補助金等)衛生組合からの(廃棄物減量等推進員手当)の合計約80万円と、集会所使用料収入など年間予算の総額280万円ほどが自治会全体の予算です。これは個人ではなく、すべて自治会会計に入ります。

自治会長はじめ20名ほどの役員、各スパンから出る班長さん約50名には、報奨金はありません。ですが、大変な仕事をお願いするのだから、ほんのわずかでもお礼の気持ちを出すべきではないかという雰囲気が(このごろ)でてきました。

反対に、区長さんだけ報酬がある町会では、それを減らしてまんべんなく役員に行き渡るようにするのはどうかという意見が出てきたところもあるという。

いずれにしても、地域が担う(地域に課せられた)役割がどんどん増えていく中で、高齢化が進み、御苦労しているのがその根源にありそうです。

電話の主とも話したのですが、「これから役員の順番が回ってくると脱退したいという人が増える」「区画整理地域、小規模世帯用アパートなどの、若い世代の家庭では自治会そのものに入りたがらない」「自治会がないと防災などの連絡網、見回りは機能しない」という問題が出てくる。

町は、今後必要性が増す地域力と反比例するような地域の課題、苦労をどう考えていくのか、真剣に考え、手を打っていかなければならない、と思いました。

この問題への、町の真剣さが聞きたい。

総括質疑で

電話のおかげで(すいません)、議会開始時間にぎりぎりセーフした私でした。開始後すぐ始まった「総括質疑」で、何人か目に指名されるのを待って、いくつか質問をさせていただきました。この問題つまり<まちづくりの担い手>として、今後重要な存在になってくる自治会問題を、どう解決していくのか、の質問も、当然ながら織り交ぜて質問しました。

しかし、「質問時間が長い」「総括でやるな」という議員や議長の声を受けて、再質問することをやめることにしました。(やっても無駄)。

再質問,再再質問の権利はありました。が、議場のみなさんの雰囲気に押される形で、思い切ってやめることにしました。いつでもどこでも出来ます、調査&質問は。([グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]あっさり打ち切ってよかった-!)

他の議員の質問には聞く耳を持たない、のが、議会というものらしい。


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