また2か月で辞任した「あたらしい村」社長 [指定管理者制度]

2月17日(火)

また社長辞任

宮代町が運営を委託している指定管理者(株)新しい村の社長が、また辞任したという。(また)という言葉を簡単に使ったが、昨年3月の社長人事からこれで3人目であります。町民から見たら(とんでもなく)危なっかしい公共施設に見える。

昨年12月10日に株主総会で承認された元町長の榊原氏は、1回も生産者会議に出ず、また町民から見れば、1っ回も直売所「結」で見かけず、現場から突然去ったように感じます。(現実には、新しい社長を育てる指南役社長ということで、この代表・社長は、直接現場に顔を出す必要はなかったというのですが)

その後はどうしているのかと聞けば、昨年12月10日付で、これも取締役に就任した元町議で生産者組合の木村竹男氏が社長におさまったという話も聞きます。

あたらしい村は、特命指定管理者という聞きなれない位置づけ。つまり町の理念や基本構想と密接に関係する政策である≪新しい村≫を管理する特別な指定管理だから、ほぼ随契に近い形で指定した特別な事業所であります。

その指定管理先で1年間に3人もトップが辞任する事態。町民にしてみれば、手も足も出ないところでごたごたが続き、町の直売所として愛した我々は置いてきぼりですか!?ってところ。一体どうなってるの!と文句の一つも言いたい。

また、指定管理者制度は、議会の議決を経るという重要な行政行為だ。指定を承認した議会としても(ああ、そうですか)とお気楽にしていていいわけない。

昨日も、うわさをもう聞きつけた町民の方から「議会もだらしないね」と苦笑いされた。「だいたいさー。、頼む方(現町長)も頼む方だし、受けたほう(元町長)も受けたほうだよ」というわけだ。

議決した議会は、いまのところ2か月で辞任した今回のトップ人事の報告を受けていない。(19日の全教で説明があるかどうかわからないが)

全国には、指定管理者制度を導入したところが破綻、指定取り消し、指定管理者の方で辞退、という事例が出ている。

まず、町は経営改善勧告を出さなければならないのでは。その前提として指定管理を議決した議会の評価も必要となるでしょう。

今後の問題として、新しい村が実施しているいくつかの事業の分離、一部を行政の直営に戻すなど、何らかの研究が必要になってくると思う。何でも民間委託が勝っているわけじゃない。もはや、第一命題の住民サービスの向上の観点からもおぼつかない。

指定管理者制度はほころびている

指定管理者制度の(そもそも)論から外れています。指定する機関(町)の長が、指定される機関の長を兼ねることはおかしい、というのは当たり前の論理ですが、今回のようにここ数人の社長人事に、指定する機関(町)の長(町長)が全面的に関与しているようじゃ、指定管理者制度なんてやらない方がいいんですよ。

制度も何もあったもんじゃない。議会は、指定管理者の指定に関して議決権を持っているわけで、改善勧告をする必要があるし、事によったら、指定の取り消しだってできる。

感情論だけでどうのこうの言ってる問題じゃない。なんか変ですよ。


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