回らない核再処理工場に経常利益 [原発]

8月5日(火)

「暑いね~」が合言葉

朝早くの家を出る。それでも町中の人が、できるだけ気温の上がらないうちに、と草取りや犬の散歩にと、動き出している。首にタオルを巻いて。

5時10分、「おはようございます」というと、「暑いねー」とかえってくる。こっちもオウム返しに「暑いですねー」というのが精いっぱい。たまには「頑張っているね」と言ってくださる。元気も出るというもんだ。

それでも、この町は、たまに雉に会うから楽しい。雉というと〈もも太郎の鬼退治〉 ・おとぎ話の世界だったのが、実際民家の前で、畑の草むらで、ひょっこり出会うのだから、≪とか田舎≫の面目躍如。誰かに知らせたくて仕方なくなる。「なんと! 雉がいるんだよ、うちの町。すごいでしょ!」

今年の夏は原発の稼働しない夏。(ゴーサインを出す直前のところもあるが)今日は今年最高の39度を記録する予想、というが何とかしのぎたい。

六ヶ所村に集まる巨額

青森県六ケ所村の核燃料リサイクル施設を運営するのは「日本原燃」。1992年の設立で売上高2900億円、2500人の従業員がいるそうです。85社が出資し、大株主は東京電力、関西電力など大手9社の電力会社。

2兆円かけて建設した再処理工場は、いまだ稼働にいたっていない。なのに、90億円の経常利益が出ている。なぜか?

実は再処理の稼働を前提に電力会社が巨額の費用を「基本料金」としてつぎ込み、経営を支えているのだそうだ。

巨額の支援金は、もちろん、消費者が電気料金の中で負担している。いやでもなんでも電気料金としてすでに取られている。

何兆円つぎ込んだか知らないが、高速増殖炉もんじゅは、事故ばかりでとても実用化のめどが立たない。再処理工場も稼働など遠い夢だ。

だから、今、使用済み核燃料を容器に詰めて安定した地層に埋める「直接処分」が最前線で、唯一のやり方。

原発から出る核ゴミの再処理工場や、さらに危険なプルトニウム使う高速増殖炉など、これからいくらつぎ込んでも実用化は厳しいだろう。

こんなところに電気料の名で巻き上げられた金から、運転資金が投入され、動いてもないのに90億円の経常利益とは、ひどい話です。国民は,(どうせ、なるようになる)と関心が薄いから、これからも国民の財布から取り立てよう、と足蹴にされる。「暑い、暑い」と言いながら、従ってしまうのが国民。さぞ御しやすいと思われているんでしょうね。


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