図書館の指定管理以後 [指定管理者制度]

7月20日(日)

指定管理を導入したところは

宮代町では、これまで10の公共施設を民間に運営委託(指定管理者制度導入)しています。

先日、図書館ロビーで開かれていた知人主催の書画、彫刻の展示会に行き、折よく実施していた「ライブラリーシアター」も観賞しました。ついでに、(この頃めったに借りなくなったのですが)本を1冊借りてきました。この3つのことを通して感じたことです。

ライブラリーシアター

毎月第2金曜日に実施される宮代町立図書館の「ライブラリーシアター」は、観たいものであって時間があれば行くようにしています。前回は5月のシアターで上映は「ある愛の詩」。もう40年以上前の映画。誰でも知っているテーマミュージックは、時を経て聴いてもいい。場内は強風にもかかわらず40人ほど。40年前は20代、30代であったろう人たちが楽しんでいた。もう、定着した催しものです。

その次に出かけたのが今回7月の上映会。出し物は「ある夜の出来事」。名画なんだろうが、白黒時々雨ふりの画面はもう古すぎて、良さがわからない。しかし、50人ほどの町民が入った。

聴衆の体感温度、音量感度もいろいろです。私は適温、適音量でありましたが、「ちょっとー、寒すぎたよ」とか、「声が小さかった」と出口では注文がつく。指定管理したTRC(図書館流通センター)の職員は、にこやかに「そうでしたか」と受けていた。対応はやわらかだ。

ロビーでの展示会

図書館ホール前の小さいスペースを借りて、趣味の写真、絵画、書道などの展示会を催すグループが多くなりました。理由の一つに、「ほかに場所がない」があります。相当な実力を伴った文化活動をしているグループは年々多くなるのに、お披露目する場所がないのが宮代町の特徴だそうで、みなさん苦労しているらしい。

それに、セットするための少しの時間、物音がするのに、かなり厳しいクレームが図書館側からでるそうだ。「ここは図書館です。お静かに」 それはわかっている。

当事者たちは、(ここしか借りられない場所で)神経使いながら準備するという。文化活動に、もっと理解を示す街であってほしい、と熟年の文化人たちが言う。

とにかく図書館のロビーは狭い。もともと展示場として考えていなかったのではないか。「小さいものなら展示会もできますよ」程度の考え方ではなかったか。

ほかにどういうところに展示できるかというと、進修館がありますが、H27年度から指定管理制度になる。こういう文化グループの受け皿に、今まで以上に対応できるのか・・・。

機械処理で借りられる本

私が図書館の本をあまり利用しないのは、他に読む本が多いからです。学習会などに出かけると、参考になる本を買う。(ナマケモノなので必要量しか読まないのですが)。そのためわざわざ借りて読む時間がない。

また、眠り薬代わりに読む本は必要なのですが、これなどは「book・off」で108円で買ったりする。もっと古い本は姫宮駅前の書店で1冊50円で買う。安いし、いつまでかかって読もうが貸し出し期限に悩まされることはない。(2週間の貸し出し期限は意外と早くやってくる)

そういうわけで図書館の本を2年近く借りていなかったのですが、この日、来たついでに1冊借りてみる気になった。貸出コーナーに行くと、「ご自分でできます」という。なるほど、ぴっぴっと画面にタッチすると、他人の手を借りなくても借りる作業は完了する。へぇー、いつから? これなら人手がいらない。こういう機器を導入して、TRCは人員を削減しているのか。

どういう経営をしようが、指定管理した会社のやり方でいいのですが、行政処分である限り、議決機関とし議会はもっと関心を持ち続けなければならないでしょう。指定管理者としては、評判は悪くないTRCですが、できるだけ機械的にならず、より町民目線に・・・ちょっと注視してみようと思った次第です。


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