今日から戦争ができる国 [国政]

7月1日(火)

集団的自衛権憲法解釈変更・きょう決定

安倍内閣は、臨時閣議を開き、憲法解釈変更による集団的自衛権行使を認める決定をする。戦後70年、壊滅的な打撃を受けた第2次世界大戦のあと、ずっと戦争に巻き込まれない国を通してきた日本は、自衛隊が海外で武力行使を可能にすることになる。そういう意味では、歴史的に意味深い日になりそうだ。

アメリカに作ってもらった「日本国憲法」を改憲しようという人たちは、「勝利国に作ってもらった屈辱的な憲法」をそろそろ変えようということを言う。しかし、さんざんな体で敗戦した日本に「310万人もの国民の命を失い、衣食住にも事欠く日本は、もう戦争をしてはいけないヨ」と、戦争放棄を盛り込んだ憲法を施行させた、アメリカが押し付けた憲法で何が悪い。

戦争できない国は、十分にアメリカの軍事に貢献してきた。国内に30か所もある米軍基地、思いやり予算を毎年計上してきた。〈9条がある国〉の崇高なやり方を国際社会も尊敬してきたのではなかったか。

武力行使では、いかなる場合でも尊敬される国にはなれない。

戦後、どの内閣も堅持してきた憲法9条を揺るがす、安倍晋三とはどういう人なんだろう。岸信介の孫はどういう育ち方をしたんだろう。

公明党が了承した

これに先立ち、昨日、公明党は解釈変更について、執行部に一任するとした。これで歯止めがなくなった。(どうせそうだろう)と思っていたけど、さすがに本当にそうなってしまうんだ、と思うと愕然とする。

国民の権利が根底から覆される明白な危険がある場合、と条件が付いているが、武力攻撃ができるという解釈変更がある以上、戦闘地域では否応なく交戦状態になる。

公明党に示した政府案は「他国への武力攻撃でも我が国の存続をおびやかすことも起こりえる」というもので、公明党幹部はこれを了承した。

今、一番想定される「密接な関係にある国への武力攻撃」は、北朝鮮がアメリカに武力攻撃をする場合だ。あの国は、タイミングよく(といえる)弾道ミサイルを発射した。(ほらっ、ね)というわけにはいかない。北朝鮮が気に入らないのは、お友達の中国が韓国を訪問したから。その腹イセを日本海にぶち込んだんだ。

あいまいが好きな日本人

先日ある会合で、話題は「集団的自衛権」「都議会のセクハラやじ」に。「よその国に守ってもらっていいんですか」「友達が攻撃されても知らんふりですか」という。

異論を唱えるのは、雰囲気を壊しちゃうようでつらい。周りの人みんながあいまいに笑って付き合う。仕方ない、ここは議論の場ではないのだから。でも・・・。

ずるずると強い論調に引きずられて、洗脳されて、シナ戦争、第2次世界大戦へと突き進んでいった日本の歴史を振り返ってみてほしい。


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