子宮頸がんワクチン・厚労省研究報告ありました! [医療]

6月12日(木)

“副反応”症状で初の研究成果

一昨日のブログで,TBS系のニュースで放映された「厚労省・検討部会の子宮頸がんワクチンの報告が削除された」とお伝えしました。が、文章はありました。私のブログへのコメントで「(動画はありませんが)文章はありますよ」と教えてくださった「みつ」さん、ありがとうございます。(私の検索が十分でなかった) では、そのまま、ニュース文章(原稿?)を転載します。

ーー子宮頸がんワクチンをめぐる動きです。ワクチンの副反応とみられる症状について、厚生労働省の検討部会は「痛みなどの心身の反応」と結論づけていますが症状を検討している厚労省の研究チームが、これに真っ向から反論する新たな研究成果をまとめたことがわかりました。

今年1月、厚生労働省の検討部会は、子宮頸がんの副反応とみられる症状について〝筋肉注射という針の痛みや医師の説明不足などの『心身の反応』が原因と結論づけました。しかし、これに真っ向から反論する研究論文が発表されることになりました。

「(副反応の)すべてのことを〝心因反応”で説明することは医学的に不可能」(厚労省 副反応・痛み研究チーム信州大学医学部 池田修一教授)

池田教授は、厚労省の副反応研究チームの一つで代表を務めています。副反応の疑いがある患者40人を調査。「患者29人に自律神経の異常がみられる」とする研究成果をまとめました。

「ふつうは神経の束がびっちり整列しているところ。ところが神経が壊れると神経の中が〝むくむ”」(池田教授)

今回、初めて撮影された思い副反応の疑いがある患者の皮膚内の神経写真。軽い症状の人に比べて、白い部分、「むくみ」が多く見られ、異常が出ているのがわかる。また、「まひやけいれんが生じている患者の手足は温度が健康な人と比べて低い」というデータ結果も出ました。自律神経の異常により血流が悪くなっている可能性が高いといいます。

さらに、池田教授らが着目しているのは、「体位性頻脈症候群=pots」という症状です。起き上がったときなどに立ちくらみやめまいがおきる障害の一つ。池田教授は、こうした症状は「心身の反応」や「自然発生的なもの」では説明できないと強調します。

「POTSはウイルス感染が先行しないとおこらない病態だといわれている。自然発生的におこることは考えられない」(厚生労働省 副反応・痛み研究チーム信州大学池田修一教授)

研究論文は、世界80か国に配信されている学会誌に9月に掲載される予定です。

小児神経内科の専門家は「ワクチンと副反応に因果関係があることを示す」」と評価します。

「ワクチン自体が身体に影響を与えて、末梢神経、特に自律神経の問題を引き起こしている可能性がある」(国立精神・神経医療研究センター 佐々木征行小児神経診療部長)

厚生労働省は、今回の研究の成果について「〝心の反応”とした部会の結論に影響はでない」としています。(09日23:12)ーー

以上がTBSニュースの文章です。厚労省は、この時点「心の反応」という結論を支持していますが、研究の成果は、これから次々に出てくると思われます。

宮代町では、接種した女子生徒からの副反応の報告はないということです。宮代町では、各中学校の保健担当教諭に上がってきた報告を保健センターが受け取る仕組みになりました。これで、学校から文科省に結果が上がる(昨年の決算委員会で、加納の質問に担当室が答えている)という順序に、本筋の保健課・厚労省に情報が挙がるルートが確保できました。

※宮代町議会は、6月定例会の最終日です。お時間のある方がぜひ傍聴にお出かけください。


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