久喜の液状化災害 [防災]

5月25日(日)

液状化対策に復興交付金を活用

東日本大震災のとき、液状化被害が出た旧栗橋町(南栗橋地区)の復興対策について、久喜市は住民負担ゼロで再発防止策を講じることになったという。

工事については、地下水の水位を下げる工法を用いる。具体的には道路の地下約3mに排水構を埋設し、ポンプで地下水を排水し、地下水の水位を下げて、液状化を起こさないようにする。基本的に住宅敷地内の工事はない。

で、この費用でありますが、国の復興交付金を活用するなどして、住民負担をゼロにする方針。

住民説明会を6月にも開いて同意を得る。復興交付金は時限つきの交付金です。2015年末までに着工してなければならない。さかのぼってのスケジュールで、6月説明会はリミットなのでしょう。震災から3年余、復興交付金の活用で、具体的な動きが始まったようです。

各地の区画整理は

ところで、あちこちの自治体でも区画整理事業は進行しています。水田だったところの区画整理も多い。水田を造成する際、水を含みやすい土砂が使われたりすると、液状化を起こしやすいといわれます。

地域防災計画には、各地の特徴を捉え、造成の仕方、地質などを再考察し、計画に反映させることが大事だと思われます。出来上がった美しい街並みからでは、地震災害のとき大丈夫なのか、どんなところに課題があるわからない。まして、造成が自治体、組合など複数のかかわりで、保留地が民間に売買されての建築物建設されるとなると、課題が薄まっていったりする。

地質、造成の材料、工程などにおいて、どの自治体の開発事業でも、今後十分な研究、検証が不可欠だと思います。


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