仲間の死を悼む [雑考]
3月18日(火)
あるオンブズマン
川越市の安藤さんが亡くなったという連絡がMLで入った。安藤さんは「地方政治改革ネット」のメンバーだった。ネットのメンバーとしては県外の人を除いて、一番遠いところから月例会のたびにやってきた。ここ2年ばかりは会っていない。お年を召したし、病気も進行していて、「ネット」を脱会したからだ。が、オンブズ活動はやっていたらしい。
「行政の監視役」として、地道なオンブズマン活動をずっと続けてきたひとで、「ネット」のメンバーとしてより、オンブズマンでは全国的に活動してきた人だ。いわゆる審議会委員や議員の一部が、(意図せず)アリバイ作りの審議に加担したり、出来レースに参加することがあったとしても、安藤さんは全くそういうことはなかった。プアでピュアでストイックな人だった。
いろいろな問題にかかわり、手弁当で駆け回った。オンブズマンは基本的にどこからも報酬はない。駅の立ち食いソバにご一緒したことがあったっけ。
人は死んだとき、たくさんの弔問客やたくさんの供物に囲まれるという幸せを受けるという場合もありましょう。だけど、「あー、惜しい人を亡くした」と心から惜しんでもらえるのが一番幸せと(私は)思う。
安藤さんは、リュックを背負った痩せたからだと笑顔がすぐ浮かぶ「惜しい人」のほうだ。う~んと惜しんで、思いだしてあげるのが供養だ。
生花の是非
安藤さん死すの情報を伝えてくれた友人は、安藤さんへの思いから、すぐ生花をお供えしよう と思いついた。ネットのメンバー有志7人ほどがこれにノッた。私も。
2年前、旧栗橋町議だった小林さんが亡くなったときも生花をお供えした。この人も仲間の多くに惜しまれた。議員として優秀だったからではない。いつも悪戦苦闘していたからだ。
この時「地方政治改革ネット」は会から生花を出した。小林さんは、死ぬまで会費を払い「ネット」のメンバーを主張していた。(そういうシブトサがかっこよかったネ)
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